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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米中古住宅販売件数580万件(予想573万件 前回585万件)
・米リッチモンド連銀製造業指数22(予想18 前回18)
・ユーロ圏消費者信頼感-3.3(予想-3.1 前回-5.1)
ニュース、要人発言
イタリア
屋外でのマスク着用義務を今月28日から解除すると発表した
OPECプラス
需要回復による原油価格の上昇を受けて、8月以降もさらに増産することを協議
ウィリアムズNY連銀総裁
「急激な物価上昇はほとんどが一時的」
「金融政策はデータに基づいて決定」
メスター・クリーブランド連銀総裁
「FEDは資産購入を縮小するための条件をまだ満たしていない」
「主な政策の焦点は、利上げではなく資産購入」
デイリー・サンフランシスコ連銀総裁
「FEDが資産購入の見通しについて議論するのは適切」
パウエルFRB議長
「FEDは予防的な金利の引き上げをしない」
「FEDは利上げの引き金として実際のインフレを待つ」
「5%のインフレは受け入れられない」
「インフレが高すぎる場合、FEDは行動」
「ドルは世界の準備通貨」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
日本時間午前3時より行われたパウエルFRB議長による下院議会証言でしたが、概ね先日のFOMC会見後の内容を踏襲。
過度な早期テーパリング期待の後退から、市場はややドル安株高の方向。
ドル円は110円台中盤をキープ、ユーロドルは1.19レベルへ上昇するなど、円安ドル安クロス通貨高となっています。
株式
ダウ:33,945.58ドル(+68.61)
ナス:14,253.27(+111.79)
過度な引き締めに対する懸念が後退、株式市場にはやや安心感が広がりました。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は一旦消滅です。
債券
米10年債利回り:1.465%(-0.026)
実質金利:-0.857(-0.067)
今朝の期待インフレ率は2.322、前日より0.041上昇しています。
(過去5営業日)
右軸:実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.857%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油8月物は、0.27ドル安の72.85ドルにて終了。
8月以降のさらなる増産観測を受け、小幅に反落しています。
貴金属
金
<前日内部要因>
6月22日金相場表
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
Jun-21 |
6,314 |
1,596 |
-16 |
Aug-21 |
6,342 |
3,188 |
-8 |
Oct-21 |
6,317 |
1,936 |
-21 |
Dec-21 |
6,317 |
2,527 |
-6 |
Feb-22 |
6,324 |
9,859 |
+9 |
Apr-22 |
6,330 |
32,084 |
+981 |
合計 |
51,190 |
+939 |
昨日の金は、50円高6,330円にて終了。
先2本のサヤが6円に拡大して終了しており、先限に買いが入ったものと推測。
昨日14時台に大量のバイカイが振られており、2月限の売りプレイヤーが一部入れ替わった可能性が指摘されます。
<金市況>
昨晩のNY金8月物は、5.50ドル安の1,782.90ドルにて終了。
今朝の国内金は3円安6,327円で終了しています。
昨日お送りしましたように、1ヵ月にわたって揉み合った1,780±20ドルの壁は厚いです。
「パウエルショック」による突破を期待しましたが、残念でした。
SPDR:1,049.56トン(変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
<会員様>
…
白金
<前日内部要因>
6月22日白金相場表
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
Jun-21 |
3,763 |
311 |
-8 |
Aug-21 |
3,776 |
514 |
-40 |
Oct-21 |
3,776 |
1,615 |
-92 |
Dec-21 |
3,767 |
2,797 |
-74 |
Feb-22 |
3,766 |
5,908 |
-96 |
Apr-22 |
3,765 |
24,385 |
+601 |
合計 |
35,530 |
+291 |
昨日の白金は、135円高3,765円にて終了。
こちらは金とは異なり、先2本が逆ザヤにて終了。
大幅反発を受け、「やれやれ売り建ち」が入った可能性があります。
<白金市況>
昨晩のNY白金7月物は、19.60ドル高の1,070.20ドルにて終了。
今朝の国内白金は48円高3,813円で終了しています。
NYは1,083ドルあたりが意識されます。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
<会員様>
…
「パウエルショック」ひょっとしたら炸裂という淡い期待がありました。
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