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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・トルコ消費者物価指数[前年比]16.19%(予想16.20% 前回15.61%)
・米ISM非製造業景況指数63.7(予想59.0 前回55.3)
・米耐久財受注[前年比]-1.2%(予想-1.1% 前回-1.1%)
・米製造業受注指数[前月比]-0.8%(予想-0.5% 前回2.7%)
ニュース、要人発言
日銀
5日、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)の第1段階の実証実験を同日から始めたと発表した
スエズ運河、船舶足止め解消
エジプトのスエズ運河庁は、大型コンテナ船の座礁で足止めされていた船舶が3日までに全て運河を通過したと発表した[カイロ3日ロイター]
ゴールドマン、ドル安見込む取引ストップ
ブルームバーグによると、ゴールドマン・サックス・グループは約半年前に始めたドル安を見込む取引をやめ、顧客への助言も撤回した
イエレン米財務長官
「他の国々に早期の財政引き締めを回避するよう呼びかける」
「法人税率引き下げ競争をやめるよう訴える」
「刺激策がインフレ圧力高めるとの見方にはきわめて懐疑的」
メスター・クリーブランド連銀総裁
「FEDの政策は忍耐強くあるべき」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
米ISM非製造業景況指数が過去最高を更新するなど、リスク選好のドル安が見られます。
株式
ダウ：33,527.19ドル(+373.98)
ナス：13,705.59(+225.49)
金利低下、リスク選好の流れを背景にダウは最高値更新。
一方で3月24日に「ヒンデンブルグ・オーメン」が再点灯、警戒が必要です。
債券
米10年債利回り：1.706%(-0.016)
実質金利：-0.649%(変わらず)
先週末の短縮取引で売り込まれた反動からの債券買い戻し、動きは限定的でした。
|
Date |
NY金($) |
実質金利(%) |
|
3/29 |
1,714.60 |
-0.650 |
|
3/30 |
1,686.00 |
-0.634 |
|
3/31 |
1,715.60 |
-0.627 |
|
4/1 |
1,728.40 |
-0.679 |
|
4/5 |
1,728.80 |
-0.649 |
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.649%へ上昇(比連休前)、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油5月物は、2.80ドル安の58.65ドルにて終了。
OPECプラスで段階的増産決定、欧州での新型コロナ感染拡大による需給環境の悪化が嫌気され大幅反落にて終了。
引き続き60ドルを挟んだ振幅が続いています。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
4月5日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Apr-21 |
6,132 |
957 |
-124 |
|
Jun-21 |
6,130 |
5,364 |
-32 |
|
Aug-21 |
6,135 |
7,445 |
-33 |
|
Oct-21 |
6,133 |
5,124 |
-20 |
|
Dec-21 |
6,130 |
11,136 |
-336 |
|
Feb-22 |
6,124 |
19,784 |
+436 |
|
合計 |
49,810 |
-109 |
昨日の金は、10円安の6,124円にて終了。
復活祭明けglobexは緩慢な動き、中国や欧州もおやすみで、出来高も1万枚に届かず。
一部12月限から2月限への乗り換えが見られた程度でしょう。
＜金市況＞
昨晩のNY金6月物は、0.40ドル高の1,728.80ドルにて終了。
今朝の国内金は3円安6,121円で終了しています。
米ISM非製造業景況指数が過去最高を記録するなどリスク選好・ドル安の動きから一時1,734.35ドルまで上昇したものの、1,730ドルゾーンは抵抗があるようです。
NY乗り換え前後の1,730～50ドルゾーン寸前、1,750ドルまでのリスクを考慮する必要が出てまいりました。
SPDR:1,132.83トン(前営業日比変わらず)
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
4月5日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Apr-21 |
4,280 |
1,087 |
+11 |
|
Jun-21 |
4,288 |
896 |
-13 |
|
Aug-21 |
4,282 |
938 |
-3 |
|
Oct-21 |
4,273 |
2,569 |
-32 |
|
Dec-21 |
4,278 |
7,305 |
-135 |
|
Feb-22 |
4,260 |
14,751 |
-78 |
|
合計 |
27,546 |
-250 |
昨日の白金は、変わらずの4,260円にて終了。
先限出来高4,641枚は今年1月19日5,055枚を下回り、令和最少。
昨年クリスマス3,885枚以来の少なさ、参加者はほとんどいませんでした。
12月限取組が減っていることから、2月16日の牙城を一部崩し始めました。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、1.20ドル高の1,209.80ドルにて終了。
今朝の国内白金は3円高4,263円で終了しています。
昨晩のNY白金は1,200ドルを大きく上抜くこともなく、金同様レンジからの放れ待ちです。
＜会員様＞
…
本日より、欧州・中国勢が参入です。
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