先々週1月22日終了時点での金個人投資家のポジションは、次のようになっています。
金
|
Date |
金 |
個人 |
買い越し |
増減 |
取組 |
|
|
売 |
買 |
|||||
|
12/25 |
6,280 |
15,657 |
32,492 |
16,835 |
+913 |
52,341 |
|
12/30 |
6,279 |
14,681 |
32,356 |
17,675 |
+840 |
53,501 |
|
1/8 |
6,379 |
12,970 |
30,350 |
17,380 |
-295 |
50,766 |
|
1/15 |
6,183 |
11,673 |
31,049 |
19,376 |
+1,996 |
52,986 |
|
1/22 |
6,206 |
11,996 |
30,033 |
18,037 |
-1,339 |
51,819 |
(1月29日「投資部門建玉内容集計表」より)
買い玉30,033枚、売り玉11,996枚、18,037枚の買い越しです。
前の週から比べて買いポジションが1,339枚減っており、当サイトではこの週の月曜日(18日)引け前の6,100円台前半で売り込んだ形跡があることを指摘しています。
＜1/18～22＞
実際に19日に6,114円、21日に6,127円まで下値を攻めたものの、このゾーンを攻略できません。
一方で上は6,300円台前半、そして6,200円台前半に買い付きゾーンがあるため、ここが上値抵抗になることも指摘しています。
＜1/12～15＞
13日以降は、上値抵抗に阻まれた動きになっています。
このように年明けの金相場は、「6,200円台前半、6,300円台前半」での買い付き、「6,100円台前半」での売り込みが観測されました。
そして、1月25～29日週を迎えます。
＜1/25～29＞
日本時間1月28日夜からNY銀が急騰、金は3時間だけ上昇した日です。
上下レンジギリギリを攻めましたが、攻めきれず的な週でした。
さて、この週の個人投資家はどうしたか？
先ほど15時に「投資部門別取引状況」が、JPXより公表されました。
↓
↓
↓
|
個人 |
売り |
買い |
|
22,835枚 |
21,220枚 |
先週の個人部門は差し引き1,615枚売り越し、トータル16,422枚買い越しポジションです。
このポジションで、今週を迎えました。
＜2/1～5＞
6,300円台では買い玉を降りていると思われますが、「NY銀騒動」時の6,270円横ばい推移で最初の買いが入ったと考えられます。
NY金は時間外で久しぶりの1,820ドル、下に抜けるとすればユーロドル1.2割れでしょうか。
1.2を割り込むと、昨年12月1日以来です。
お読みいただき、本当にありがとうございます。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱ 谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員