【FOMC】「YCC」「MKD」懸念あるが、「ZKK」にも期待 | 浪風谷本

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<おしらせ>

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平日20時更新の「内部要因」につきまして、当方の事情により今晩の更新が遅くなります。

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今晩はFOMC政策金利の発表です。

まずは、前回会合(4月28、29日)を振り返ります。

 

FOMC

「政策判断、賛成10票反対0票」

「政策金利を0.00~0.25%に据え置く」

「雇用最大化と物価安定が実現可能と確信するするまで金利を維持」

「進行中の危機は経済の中期見通しに大きなリスク」

「国内外の経済活動の混乱は、米家計とビジネスの信用に悪影響」

「米経済は試練の時」

「需要と原油価格の低迷が物価上昇を抑制」

「景気をした支えするため、あらゆる措置をとる」

「新型コロナウィルスは目先、経済活動や雇用、インフレに重し」

「公衆衛生の危機、経済活動を重く圧迫へ」

「政策決定は全会一致」

パウエルFRB議長

「次の雇用統計、失業率2桁台の可能性も」

「経済への深刻な打撃は明白」

「4-6月期の経済活動の落ち込みは前例のないものとなる」

「過去数週間の資産購入により市場の状況は著しく改善した」

「必要と判断すれば資金供給策の追加や拡充は可能」

「追加措置が必要になる可能性は高い」

「現時点で政策スタンスは適切な位置にある」

「米GDPは回復しても新型コロナ前の水準に戻らないだろう」

「今は連邦債務を心配すべき時ではない」

 

市場予想は政策の現状維持マイナス金利導入(MKD)を含めた今後の緩和政策に言及するのか、もしくはゼロ金利解除(ZKK)のサインが見られるのか。

 

FOMCは政策据え置き、年内にYCC採用-エコノミスト調査

米金融当局が9、10両日に開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、新たな動きについてシグナルを発することはなさそうだ。ただエコノミストの多くは、金融当局が年内にイールド・カーブ・コントロール(YCC)を採用すると予想している。

ブルームバーグがエコノミストを対象に5月29日-6月3日に実施した最新調査によれば、半分余りが米金融当局によるYCC採用を見込んでおり、そのうちの大半は9月に決定が発表され、年限が2年ないし5年の米国債が対象となるとの見通しを示した。(6月4日付ブルームバーグ)

 

FRBはイールド・カーブ・コントロールを採用すると思いますか?⇒Yes54%  No46%

 

いつですか?

June 10,2020  7%

July 29,2020  14%

Sept. 16,2020  64%

Nov. 5,2020  0%

Dec.16,2020  14%

 

今年9月会合でのイールド・カーブ・コントロール採用予想が多いそうです。

今朝時点のFF金利と米債利回りは、次のようになっています。

 

(2年債、10年債利回りの値は6月9日現在のもの)

 

前回4月会合終了後とほとんど変わっておらず、据え置き予想を裏付けています。

 

2年債利回り0.199%→0.202%、10年債利回り0.622%→0.820%

 

FF金利と2年債利回りの乖離、そしてNY金を比較すると、NY金は割高です。

 

FedWatch Tool」によると、今会合での金利予想確率は、据え置き85%となっています。

 

大きな政策変更はなさそうですが、昨年の例から「6月会合」をなめてはいけない。

 

 

お読みいただき、本当にありがとうございます。

清き1票をよろしくお願いいたします。

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員