今週の予定を確認しましょう。
13日(月):Easter Monday(欧州、オセアニア地域などはおやすみ)
14日(火):中国貿易収支
15日(水):カナダ中銀政策金利、東京貴金属納会指示日
16日(木):G20財務大臣・中央銀行総裁会議(~17日)(ワシントンD.C.)
17日(金):中国GDP
中国関連の重要な経済指標発表が、立て続けに予定されています。
まずは、14日の中国貿易収支。
中国税関総署が7日発表した2020年1~2月の貿易統計によると、輸出は前年同期比17.2%減の2924億ドル(約31兆円)だった。1~2月としては、中国の景気が失速気味だった16年(17.8%減)以来の大幅な落ち込みで、新型コロナウイルスの感染拡大による企業活動の不振が鮮明になった。
輸入は4.0%減の2995億ドル。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、71億ドルの赤字だった。中国メディアによると、税関総署は「感染流行による輸出入への影響は一時的なものだ」として、今後の対外貿易は改善傾向を強めていくとの見方を示している。(3月7日毎日新聞)
今回は、194.4億ドルの黒字予想となっています。
そして、週末には中国GDPが予定されています。
中国国家統計局が17日発表した2019年の国内総生産(GDP)は、物価の変動を除く実質で前年比6.1%増えた。伸び率は18年から0.5ポイント縮小し、2年連続で減速した。天安門事件の余波があった1990年以来、29年ぶりの低水準だ。米国との貿易戦争で製造業が振るわなかった。19年10~12月の成長率は前年同期比6.0%と7~9月と同水準だった。(1月17日日経新聞)
ついに、「-6.0%」予想となっています。
こういいった数字が市場を駆け廻るとき、どのような反応を示すのか。
また、15日には「東京貴金属指示日」が控えています。
1年の長きにわたり東京金市場を支えてきた「4月限」が、いよいよ指示日を迎えます。
当サイトでは2月14日、17日に、それぞれ4月限に関する記事を掲載しました。
昨年6月FOMC当時の先限だった「2020年4月限」には大量の一般売り玉が残っていましたので、これが東京金相場を下支えしていました。
この限月の玉が整理されるとなると、いよいよ下方向への期待も膨らみます。
欧州勢がまだおやすみのため月曜日はゆっくりかもしれませんが、今週は「中国ウィーク」です。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱ 谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員


