昨日23日は5,260円で引けた東京金でしたが、本日は一気に300円オーバーの上昇となりました。
FRBによる新たな量的緩和策発表を受け、2009年3月以来となる上昇を演じました(5.7%↑)。
たしかに無制限QEは馬力があると思われますが、もう一つ大きな要因が考えられます。
東京金「5,300円台」を飛び越えたからです。
これまでも何度かお伝えしてきたとおり、令和2年入り後の東京金には大きなギャップが存在しました。
このギャップゾーンに入ったのが3月13日のことです。
ただし限月は12月ではなく、2月限です。
2月限は一代安値を更新、ギャップゾーンに入ると一気に値を下げました。
13日内部要因によると、この日の一般投資家は、買い玉を約6,000枚減らしています。
これが当日朝寄り付き後に出ており、13日は午後から急速に値を戻しています。
13日時間帯別出来高
|
出来高 |
価格 |
10:00 |
13,657 |
5,207~5,308 |
11:00 |
6,356 |
5,209~5,269 |
12:00 |
3,140 |
5,224~5,249 |
13:00 |
8,630 |
5,226~5,330 |
14:00 |
10,743 |
5,315~5,374 |
つまり本来あるはずの買い玉がなく、ただ単に投げられただけなので、今回5,300円ゾーンはあっという間に過ぎ去ってしまいました。
そして、昨晩のNY市場について。
いつの間にか証拠金が6,000→7,000ドルに上がっていました。
昨晩の急騰は、このあたりも影響したのか。
そして最後に、SPDRの増加。
とりあえず二日前の水準に戻りましたが、今後も増え続けるのかどうか。
今朝のモーニングサテライトで言われていたように、安全資産の座に返り咲いたのか。
こちらも注目です。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱ 谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員