今晩はECB理事会です。
前回、前々回レジメを確認しましょう。
2019.12.12
政策金利0.00%
「政策金利を現行の0.00%に据え置く事を決定した」
「債券買い入れは利上げの直前まで継続」
「金利はインフレ目標に近づくまで現状もしくはそれ以下に」
ラガルドECB総裁
「景気の安定化の兆候がいくつかある」
「必要であればあらゆる手段を使う用意」
「戦略見直し作業は1月のうちに開始する」
ECBスタッフ予測
「19年のインフレ見通しを1.2%に据え置き、20年の見通しを1.0%から1.1%に引き上げ」
「19年の成長見通しを1.1%から1.2%に引き上げ、20年の見通しを1.2%から1.1%に引き下げ」
2020.01.23
政策金利0.00%
「政策金利を現行の0.00%に据え置く事を決定」
「金利はインフレ目標に近づくまで現水準以下」
「政策の戦略的検証の開始」
ラガルドECB総裁
「入ってくる経済指標はECBの基本シナリオに一致」
「基調的インフレに緩やかな上昇の兆し」
「極めて緩和的な政策姿勢が長期に渡って必要」
「成長見通しに対するリスクは以前ほど深刻ではない」
「ECBが11月か12月に戦略で合意出来る事を期待」
ECB専門家調査
2020年インフレ見通し1.2%(従来1.2%) 2021年インフレ見通し1.4%(従来1.4%)
2020年GDP見通し1.1%(従来1.0%) 2021年GDP見通し1.2%(従来1.3%)
10日遅くにラガルドECB総裁はEU加盟国首脳らと電話会議を行い、協調した行動をとらなければ「リーマン危機を彷彿とさせるような展開を目にすることになるだろう」と警告しています。
基本的には、利下げや量的緩和策の拡大などが予想されています。
また、本日のトランプ演説では欧州からの今後30日間の渡航禁止が明らかになっており、このあたりへの言及にも注目が集まります。
<令和2年安値更新>
本日の東京金は、今年1月7日に記録した安値5,418円をようやく下回りました。
今晩の内部要因更新が楽しみですね。
お読みいただき、本当にありがとうございます。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱ 谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員