【新たな火種】米債長短利回り格差、年初来更新 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

【昨日発表された主な経済指標】

・中国製造業PMI49.7(予想49.6  前回49.4)

・トルコ貿易収支-31.8億ドル(予想-32.0億ドル  前回-18.6億ドル)

・独失業者数0.1万人(予想0.2万人  前回-0.1万人)

・ユーロ圏GDP[前期比]0.2%(予想0.2%  前回0.4%)

・ユーロ圏消費者物価指数[前年比]1.1%(予想1.1%  前回1.3%)

・米MBA住宅ローン申請指数-1.9%(前回-1.1%)

・南ア貿易収支億ZAR(予想億ZAR  前回17億ZAR)

・米ADP雇用統計15.6万人(予想15.0万人  前回11.2万人)

・米シカゴ購買部協会景気指数44.4(予想51.0  前回49.7)

・FOMC政策金利2.00-2.25%(予想2.00-2.25  前回2.25-2.50)

・EIA週間石油在庫統計  原油849.6万バレル減  クッシング153.3万バレル減

 

【発言、ニュースなど】

米中通商協議

「米中通商交渉、次回は9月に米国で実施」

「米中、中国による米国産農産物の輸入拡大を協議した」

「米中、双方の主な関心事について建設的で率直な議論行った」(中国国営メディア)

トルコ中央銀行

2019年のインフレ率予想を14.6%から13.9%に引き下げた

FOMC

「公定歩合を0.25%引き下げ2.75%に」

「FOMC政策判断、賛成8票、反対2票」(ジョージ総裁、ローゼングレン総裁)

「政策金利を2.00 %-2.25%に変更」

声明

「バランスシート縮小、8月1日で終了へ」

「先行きへの不確実性残る、適切に行動へ」

「世界情勢とインフレの抑制を利下げの論拠に指摘」

「経済活動は緩やかに拡大」

「コアインフレ率は2%を下回っている」

「雇用の伸びは堅調」

「家計支出は年初から持ち直した」

「設備投資の伸びは弱い」

パウエルFRB議長

「2019年の前半、経済は健全なペースで成長」

「世界的な成長や貿易の低迷がインフレを低下させている」

「FEDは持続的な拡張のために適切な行動をとる」

「前回会合以降、良好な兆候と悪い兆候を確認」

「利下げは緩和サイクル開始を必ずしも意味しないと示唆」

「長期にわたる一連の利下げの始まりではない」

「一度きりの利下げだとは言っていない」

「我々は経済指標次第であり続ける」

「われわれが政治的な動きを考慮することは決してない」

「われわれの独立性を証明するために金融政策を運営するわけではない」

トランプ米大統領

「パウエルFRB議長は我々を失望させた」

 

【為替】

注目のFOMCを受け、声明発表後は予想通りの内容だったことからドル円は一時108円87銭まで上昇。

その後のパウエル会見では、今回の利下げは緩和サイクルのスタートではないと発言したことからドル円は109円近辺まで上昇しました。

ユーロドルもFOMC声明で1.1086まで下落し、パウエル会見でさらに1.106まで下落。

2017年5月以来の水準です。

 

東京前営業日比

 

07.31  15:15

08.01  07:00

ドル円

108.57

108.77

NY金

1,431.90($)

1,413.30($)

NY白金

882.40($)

868.35($)

ユーロ円

121.16

120.43

ポンド円

131.99

132.17

(時間は東京タイム)

 

トルコリラ円は19円40銭台へ小幅下落、南アランド円も7.5円台へとややレンジ切り下げです。

 

【債券】

米債2年物利回り1.862(+0.016)、10年物利回り2.004(-0.054)

利回り格差14(前日21)

期待インフレ率1.751(-0.025)

ISD1.609(+0.046)

 

米債10-2年物利回り格差は14bpにまで縮小しており、あっという間に年初来更新。

利下げ織り込み後退を意味することからNY金の下げ圧力になればと期待しますが、一方で昨年12月の11bpを更新すると金の上昇圧力にもなりかねません。

 

【株式】

ダウ26,864.27ドル(-333.75)

ナスダック8,175.42(-98.20)

 

ヒンデンブルグオーメン」によるものなのか、注視しましょう。

 

【貴金属】

NY金12月物は前営業日比4.00ドル安の1,437.80ドルにて終了。

今朝は東京金が48円安4,931円、東京白金は32円安3,032円にて終了しています。

SPDR823.42トン(前営業日比-1.47トン)

GSR87.64(前営業日比+0.56)

今晩公表される内部要因を確認しましょう。

 

【原油】

NY原油9月物は前営業日比0.53ドル高のの58.58ドルにて終了。

在庫統計を好感し、2週間ぶりの58ドル台回復です。

 

【本日予定のイベント、経済指標】

10:45  中国財新メディア製造業PMI

16:00  トルコ製造業PMI

16:55  独製造業PMI

17:00  ユーロ圏製造業PMI

17:30  英製造業PMI

18:00  南ア製造業PMI

20:00  英中銀政策金利、議事録、四半期インフレ報告

21:30  米新規失業保険申請件数

22:45  米製造業PMI

23:00  米ISM製造業景況指数、建設支出

 

円高期待の8月がスタートしました。

 

今月もよろしくお願いいたします。

 

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