本日はなぜか増えていた「東京金一般投資家売り越し」にするか、ご要望があった「白金内部要因」にするか、もしくは再び800トン乗せとなった「SPDR」にするか迷いました。
しかし順番的には、CFTCでしょう。
日本時間先週土曜日早朝、米商品先物取引委員会(CFTC)から建玉明細が公表されました。
先週火曜日(6月25日)時点の明細です(NY金は1,418.70ドル)。
それによると、NY金大口投機玉買い越しは236,554枚となり、前週から32,231枚増加しています。
2017年9月12日以来の水準(254,760枚)にまで増えました。
6月25日のNY金総取組は577,605枚でしたので、大口投機玉の買い越し占有率は41%にまで上昇しています。
占有率40%越えは2017年11月28日以来、1年半ぶりのこと。
総取組に対して、ファンド玉の買い越しがキャパオーバーとなる水準です。
先週月曜日記事にて、当サイトはNY買い越しを27万枚程度と予想していました。
実際にはそこまで増えていませんでしたが、「NY+東京」はこのようになりました。
NYファンド236,554枚+東京当業者22,865枚=259,419枚
2017年9月26日237,209枚を抜き、その前週268,334枚以来です。
順当にいけば「NY+東京」は10万枚ぐらいにまで減りそうです。
しかし、東京当業者買いが減らないのが、なんとも不気味です。
とりあえずは明日の中身から、週末に判明する「NY+東京」を想像しましょう。
最近取組・内部要因が続きましたので、明日は趣を変えます。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員