おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・南ア消費者物価指数[前年比]4.1%(予想4.1% 前回4.0%)
・英消費者物価指数[前月比]0.5%(予想0.4% 前回-0.8%)
・米MBA住宅ローン申請指数1.6%(前回2.3%)
・南ア小売売上高[前年比]%(予想1.5% 前回-1.4%)
・FOMC政策金利2.25-2.50%(予想2.25-2.50% 現行2.25-2.50%)
・EIA原油在庫958.9万バレル減 クッシング468万バレル減
【発言、ニュースなど】
メイ英首相
「離脱期限を6月30日に延長すること求める」
「長期の離脱期限延長には反対」
ユンケルEU委員長
「5月23日を超える延期に反対」
FOMC
「政策金利の据え置きを決定」
「2019年末政策金利見通し 11名据え置き 3名1回利上げ 1名2回利上げ」
「中心予想2019年2.4% 2020年2.6% 2021年2.6% 長期2.8%」
「保有資産の縮小を減速へ、9月末に停止の見通し」
「雇用の伸びはここ数か月おおむね力強い」
「失業率は低水準にとどまった」
パウエルFRB議長
「米経済は良い状況にあり、それの維持を望む」
「インフレは我々の目標である2%付近にある」
「金融政策の判断は忍耐強いものとなる」
「経済指標は利上げ、利下げの方向性を示していない」
「われわれは金利ツールが金融政策の基本ツールだと考えている」
トゥスクEU大統領
「(メイ首相が求める6月末までの期限延長について、)今月29日までに協定案が英議会で可決することを条件とする」
ブラジル中銀政策金利
6.50%に据え置き(予想6.50% 現行6.50%)
【為替】
FOMCを受けダウは下落、債券利回りが大幅に低下、ドルが売られる動きとなっています。
バランスシート縮小は現在月額300億ドルですが、5月から150億ドルに減額されます。
ドル円は111円半ば水準から、一時110円54銭にまで下落。
ユーロドルは一時1.14台中盤にまで上昇しました。
一方ポンドは離脱延期申請が短期となる、EU側は短期ならば英議会での離脱案可決を条件とするなど情報が飛び交っており、ポンドドルは一時1.31半ばまで大きく下落しています。
東京前営業日比
|
03.20 15:15 |
03.21 07:00 |
ドル円 |
111.56 |
110.63 |
NY金 |
1,305.95($) |
1,312.95($) |
NY白金 |
858.50($) |
863.05($) |
ユーロ円 |
126.64 |
126.39 |
ポンド円 |
147.90 |
145.94 |
(時間は東京タイム)
トルコリラ円は南アランド円はドル安の流れから、やや水準を切り上げています。
【債券】
米債2年物利回り2.398(-0.070)、10年物利回り2.525(-0.088)
利回り格差13(前日14)
期待インフレ率1.956(+0.003)
ISD1.829(+0.018)
物価連動債利回りは0.6%割れ、利回り格差は現在のところ微妙に縮小です。
【株式】
ダウ 25,745.67ドル(-141.71)
ナスダック7,728.97(+5.02)
ダウはFOMC後一度上昇しましたが、景気先行き見通しの下方修正を受け再下落となりました。
【貴金属】
NY金4月物は前営業日比4.80ドル安の1,301.70ドルにて終了。
今朝は東京金が12円安4,662円、東京白金は3円安3,067円にて終了しています。
SPDR778.09トン(前営業日比変わらず)
GSR84.98(前営業日比-0.01)
皮肉にも、警戒していたFOMC当日の動きがもっともおとなしくなっています。
【原油】
NY原油5月物は前営業日比0.94ドル高の60.23ドルにて終了。
大幅に減少した在庫発表を受け、約5ヶ月ぶりの60ドル台復帰となりました。
【本日予定のイベント、経済指標】
09:30 豪雇用統計
18:00 ECB経済報告
18:30 英小売売上高
21:00 英中銀政策金利、議事録
21:30 米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数
23:00 米景気先行指標総合指数
24:00 ユーロ圏消費者信頼感
米債10年物利回りは2.5%が下のメドとなるか。
英議会の採決有無やスケジュール報道を確認しましょう。
本日は知事選告示です。
本日もよろしくお願いいたします。
お問い合わせ Tel:0120-448-520
(平日8:00~17:00)
日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員