おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・英鉱工業生産[前月比]0.6%(予想0.2% 前回-0.5%)
・英製造業生産高[前月比]0.8%(予想0.2% 前回-0.7%)
・米消費者物価指数[前月比]0.2%(予想0.2% 前回0.0%)
・米消費者物価指数[前年比]1.5%(予想1.6% 前回1.6%)
・米消費者物価指数[コア][前月比]0.1%(予想0.2% 前回0.2%)
・米消費者物価指数[コア][前年比]2.1%(予想2.2% 前回2.2%)
【発言、ニュースなど】
ユンケル欧州委員長
「メイ首相と法的な拘束力がある手段での合意に達した、この合意のもとに、5月23日までに英国はEUを離脱しなければいけない」
メイ英首相
「バックストップに関する法的拘束力を伴う修正で合意した、この修正案を英下院が審議する」
金正恩氏、代議員に立候補せず
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、10日行われた最高人民会議代議員選挙に立候補しなかった
英下院、EU離脱協定案を再び否決
英下院(定数650)は12日夜(日本時間13日未明)、欧州連合(EU)から抜けるための条件を定めた離脱協定案の採決を行い、賛成242、反対391の反対多数で否決した
バルニエEU首席交渉官
「合意なき離脱への準備が今まで以上に重要」
明日は「合意なき離脱」採決
英下院は明日13日に合意なきEU離脱について採決を行う
EU大統領報道官
「今回で合意なき離脱の可能性は著しく大きくなった」
【為替】
英離脱協定案の採決は反対多数により否決。
13日の「合意なき」離脱協定案も前回同様否決されると思われ、翌14日の「離脱期限延長」に焦点が移ることから、ドル円にも大きな下押しは見られていません。
ユーロドルは採決直後に1.13を回復後、現在は1.1288近辺での推移。
同時j刻にポンドドルは1.3148の高値を記録しましたが、現在は1.307近辺での推移です。
東京前営業日比
|
03.12 15:15 |
03.13 07:00 |
ドル円 |
111.31 |
111.34 |
NY金 |
1,296.55($) |
1,301.70($) |
NY白金 |
824.60($) |
835.80($) |
ユーロ円 |
125.29 |
125.69 |
ポンド円 |
146.95 |
145.57 |
(時間は東京タイム)
南アランド円は一時7.73円まで下落し、安値更新。
トルコリラ円は引き続き20円台前半での推移が続いています。
【債券】
米債2年物利回り2.449(-0.027)、10年物利回り2.598(-0.041)
利回り格差15(前日16)
期待インフレ率1.900(-0.011)
ISD1.751(+0.003)
物価連動債利回りは年初来となる0.698%を記録、昨年7月6日以来です。
【株式】
ダウ25,554.66ドル(-96.22)
ナスダック7,591.03(+32.97)
前日に5.3%下落したボーイング株は、この日も6.15%下落しており、ダウの足を引っ張りました。
【貴金属】
NY金4月物は前営業日比7.00ドル高の1,298.10ドルにて終了。
今朝は東京金が21円高4,648円、東京白金は33円高2,984円にて終了しています。
SPDR772.46トン(前営業日比+2.93トン)
GSR84.22(前営業日比-0.31)
時間外取引では1,300ドルを回復しています。
【原油】
NY原油4月物は前営業日比0.08ドル高の56.87ドルにて終了。
前日のサウジ輸出削減報道により、小幅続伸となりました。
またAPI週間石油統計によると、原油在庫は250万バレル増でした。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:30 豪ウェストパック消費者信頼感指数
08:50 日本国内企業物価指数、機械受注
13:30 日本第三次産業活動指数
19:00 ユーロ圏鉱工業生産
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 米生産者物価指数、耐久財受注
23:00 米建設支出
そもそも法的拘束力のないブレグジット国民投票の結果をちゃんと履行しているところがすごい。
イギリスにとっては5月までなんとか粘って、5月23~26日の欧州議会選挙の結果を見てからが望ましいでしょう、と勝手なことを考えます。
今晩の内部要因も気になりますが、以前書いた「東京金は戻りを意識しつつ下抜け期待」の戻りと判断し、本日の上げは売り対応といたします。
本日もよろしくお願いいたします。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員