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【昨日発表された主な経済指標】

・南ア消費者信頼感指数[前年比]4.0%(予想4.3%  前回4.5%)

・米MBA住宅ローン申請指数3.6%(前回-6.9%)

・ユーロ圏消費者信頼感-7.4(予想-7.7  前回-7.9)

 

【発言、ニュースなど】

中国外務省報道官

「中国は貿易問題への手段として為替レートを使わない」

プラードECB理事

「主要政策金利は今年夏の終わりまで現在の水準にとどまる見込み」

「3月理事会でTLTROsについて議論する可能性」

ラガルドIMF専務理事

「独成長見通しを一段と下方修正する見込み」

年次教書演説

プーチン大統領は20日、米国が欧州に中距離ミサイルを配備すれば、米国を最先端兵器の標的とする考えを示した

南ア政府

「2019-20年の対GDP比財政赤字が4.5%に拡大する見通し」

安倍晋三首相

トランプ米大統領と電話で約30分間会談し、ベトナム・ハノイで27、28両日に予定される2回目の米朝首脳会談を前に、北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題の解決に向けて日米が一層緊密に連携していくことを確認した

バークレイ欧州連合離脱担当相

「『ソフト・ブレグジット』派を抱き込んでまとめた『モルトハウス譲歩』と呼ばれる提案は、EUの受け入れ拒否に遭った」

カプラン・ダラス連銀総裁

「世界的な景気の減速が継続する可能性は高い」

「経済の不確実性を見る限り、我々は一時停止すべき」

トランプ米大統領

「EUと交渉し、合意できなければ関税を課す」

FOMC議事要旨

「経済の拡大は継続」「世界・中国経済の失速に懸念」は「ダウンサイドリスクが強まった」「雇用市場は強く、インフレは目標に近い」「忍耐強い姿勢、続けている間に見通しがより明確」「多くの当局者は今年必要な金利政策に確信を持てず」「ほぼ全員が年内のバランスシート縮小停止を望む」

クラリダFRB副議長

「12月の利上げは間違いではなかった」「FRBがUターンしたとは思わず」「今年は利上げしないシナリオもある」「辛抱強くなれる余地ある」「雇用と物価の目標に極めて近い」「米金融当局の政策は極めて良い位置にある」「米金融当局は次の調整について辛抱強くなれる」

メイ首相・ユンケル欧州委員長共同会見

「月内に再び協議することで合意」

 

【為替】

注目のFOMC議事録公表でしたが、公表後の市場の反応は限定的。

ドル円は引き続き110円台後半での推移、ユーロドルも議事録公表前に1.137まで上昇したものの、現在は再び1.13台前半での推移です。

 

東京前営業日比

 

02.20  15:15

02.21  07:00

ドル円

110.85

110.84

NY金

1,344.95($)

1,341.25($)

NY白金

822.15($)

829.55($)

ユーロ円

125.69

125.63

トルコリラ円

20.930

20.808

(時間は東京タイム)

 

上下動きはありましたが、南アランド円は8円台回復をうかがう動きです。

 

【債券】

米債2年物利回り2.500(+0.012)、10年物利回り2.647(+0.013)

利回り格差15(前日17)

期待インフレ率1.894(+0.017)

ISD1.747(+0.017)

 

期待インフレ率が上昇を続けており、今朝入電分は1.9近辺となっています。

昨年12月7日以来の水準で、米債利回り上昇の動きが鈍いため、NY金の上昇圧力となっています。

 

【株式】

ダウ25,954.44ドル(+63.12)

ナスダック7,489.07(+2.30)

 

FOMC議事録ではあらためて景気の下方リスクが指摘されたものの、ダウは昨年12月高値を抜き、一時11月9日以来の水準にまで上昇しています。

 

【貴金属】

NY金4月物は前営業日比3.10ドル高の1,347.90ドルにて終了。

今朝は東京金が7円安4,764円、東京白金は32円高2,850円にて終了しています。

SPDR794.50トン(前営業日比+2.05トン)

GSR83.32(前営業日比-0.90)

昨日の東京金一般投資家売り越し12,145枚は、2017年10月4日以来の水準です。

当日の東京金価格は4,608円。

以前も書きましたように2017年の大半、一般投資家は売り越しでしたので、当時とは比較できないかもしれませんが…。

 

【原油】

NY原油3月物は前営業日比0.71ドル高の57.16ドルにて終了。

米中協議に対する進展期待から、50ドル台前半のレンジを抜け出しました。

 

【本日予定のイベント、経済指標】

09:30  豪雇用統計

16:00  独消費者物価指数

17:30  独製造業PMI

18:00  ユーロ圏製造業PMI

22:30  米フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、耐久財受注

23:45  米製造業PMI

24:00  米中古住宅販売件数、景気先行指標総合指数

 

債券コーナーと株式コーナーにそれぞれグラフを掲載していますが、ダウと期待インフレ率の動きは似ています。

本来ならば米債が売られ利回りは上昇する動きが期待されますが、昨日早朝にCFTCから公表された米10年債大口ファンドの手口は、先月末時点で売り越しが13万枚にまで低下しています。

 

 

株式や商品価格が上昇する一方で、金利の上昇が抑えられている(抑えられているから、株価上昇とも)現状は、ゴルディックな動きが続いていると言わざるを得ません。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員