おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・トルコ失業率11.6%(予想11.4% 前回11.4%)
・米生産者物価指数[前月比]-0.2%(予想-0.1% 前回0.1%)
・米NY連銀製造業景気指数3.9(予想10.0 前回11.5)
【発言、ニュースなど】
中国財政省
2019年に財政支出を拡大し、より大幅な減税と手数料削減を実施する
NATO離脱意向
トランプ大統領が昨年、複数回にわたって北大西洋条約機構(NATO)から離脱したいとの意向を周囲に漏らしていたと米紙ニューヨーク・タイムズが報じた
マース独外相
「本日、英議会でブレグジット合意案が否決されたならば、EUと新たな交渉が行われる可能性がある」
崔・韓国国防省報道官
「日本は一部のデータ開示のみを提案し、わが駆逐艦のレーダー情報全体を要求した」
「極めて無礼な要求で、事案解決の意志がないとみている」
華・中国外務省報道官
「(トルドー加首相に対して)最低限の法治精神を欠いている」
ドラギECB総裁
「最近の経済は予想よりも弱い」「依然として十分な金融緩和が必要」「労働市場は依然として堅調」「欧州経済は減速しているが、リセッションに直面しているわけではない」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「金融政策は非政治的」「我々は目標のインフレターゲットの下限に到達」「インフレが低い状態でブレーキを踏む必要はない」「2019年の利上げは経済データ次第」「私は利上げの証拠を見出していない」
ジョージ・カンザスシティ連銀総裁
「FEDは中立金利に近付いており、注意して対処する必要がある」「金利正常化、休止の良い時期かもしれない」「フォワードガイダンスを明示することは現在は適当でない」
カプラン・ダラス連銀総裁
「世界経済は減速している」
EU離脱案大差で否決
英議会下院(定数650)は15日夜(日本時間16日未明)、政府が提出したEU離脱合意案の採決を行い、賛成202、反対432の反対多数で否決した
メイ政権に対する不信任案提出
英下院で野党がメイ政権に対する不信任案を提出
【為替】
注目の英議会採決は、当初の予想通り否決となりました。
市場では否決直後からポンドや株式の買い戻しが優勢となり、ドル円はこの時間帯に本日高値108円70銭台へと上昇しています。
ユーロドルも一時1.138台まで下落していましたが、現在は1.14水準を回復。
噂で売られ、事実で買われています。
主な対円相場
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01.15 10:00 |
高値 |
安値 |
01.16 07:00 |
ドル円 |
108.33 |
108.77 |
108.32 |
108.66 |
ユーロ円 |
124.33 |
124.86 |
123.40 |
123.99 |
ポンド円 |
139.59 |
140.43 |
137.37 |
139.73 |
トルコリラ円 |
19.815 |
19.978 |
19.815 |
19.907 |
南アランド円 |
7.859 |
7.915 |
7.825 |
7.889 |
(時間は東京タイム)
資源国や新興国が強く、トルコリラ円は20円復帰間近、南アランド円は1ヶ月ぶりの7.9円台回復です。
【債券】
米債2年物利回り2.531(-0.004)、10年物利回り2.711(+0.009)
利回り格差18(前日17)
期待インフレ率1.813(+0.008)
ISD1.633(-0.005)
英議会では離脱合意案が否決されたものの、株式の上昇などを受け債券はやや売られました。
【株式】
ダウ24,065.59ドル(+155.75)
ナスダック7,023.84(+117.92)
これで昨年12月19日(12月FOMC)高値に並びました。
【貴金属】
NY金2月物は前営業日比2.90ドル安のの1,288.40ドルにて終了。
今朝は東京金が7円安4,491円、東京白金は21円安2,797円にて終了しています。
SPDR797.71トン(前営業日比変わらず)
GSR82.48(前営業日比+0.16)
いよいよ証拠金が引き下げられます。
【原油】
NY原油2月物は前営業日比1.60ドル高のの52.11ドルにて終了。
中国による景気刺激策や株価上昇を好感し、反発しました。
米API週間石油統計によると、原油在庫は60万バレル減でした。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本機械受注、国内企業物価指数
13:30 日本第三次産業活動指数
16:00 独消費者物価指数
18:15 英カーニー英中銀総裁講演
18:30 英消費者物価指数、小売物価指数
20:00 南ア実質小売売上高、トルコ中銀政策金利
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:30 米小売売上高、輸入物価指数
28:00 米地区連銀経済報告
英議会は現地時間16日午後7時(日本時間17日午前4時)にもメイ政権の信任を問う決議案の採決を行うとのことです。
メイ首相は20日にも代替案を提出しますが、どうせ通らないでしょう。
こういう場合は共通の敵を作って、国民一丸となるのが常套手段と思われます。
メイ首相、がんばれ!
本日もよろしくお願いいたします。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員