東京白金の出来高が再び増えてきました。
先月29日に3,000円の大台を割り込むと、昨日までの13営業日中9営業日で出来高1万枚越えを記録。
その間に一般投資家買い越しも18,268枚(11月28日)から28,861枚(昨日現在)へと膨らみました。
まずは例によって、出来高が多かった時間を掲載いたします。
時間帯 |
出来高 |
価格帯 |
11.28 00:00~ |
1,028枚 |
3,035~3,071円 |
11.28 23:00~ |
2,079枚 |
2,992~3,031円 |
11.29 09:00~ |
1,159枚 |
3,006~3,016円 |
11.29 18:00~ |
1,086枚 |
2,992~2,998円 |
11.29 22:00~ |
1,039枚 |
2,988~2,995円 |
11.30 21:00~ |
1,281枚 |
2,917~2,933円 |
12.03 09:00~ |
1,034枚 |
2,936~2,945円 |
12.05 09:00~ |
1,465枚 |
2,898~2,915円 |
12.05 11:00~ |
1,291枚 |
2,880~2,898円 |
12.05 12:00~ |
1,006枚 |
2,870~2,881円 |
12.06 10:00~ |
1,233枚 |
2,891~2,908円 |
12.07 00:00~ |
1,382枚 |
2,833~2,854円 |
12.07 11:00~ |
1,013枚 |
2,838~2,848円 |
12.12 09:00~ |
1,600枚 |
2,862~2,876円 |
12.13 09:00~ |
1,350枚 |
2,926~2,937円 |
12.13 23:00~ |
1,038枚 |
2,890~2,915円 |
12.14 22:00~ |
1,145枚 |
2,868~2,899円 |
12.14 23:00~ |
1,088枚 |
2,856~2,873円 |
※13,14日(営業日)以外は赤で表示
先月28日以降昨日(17日)までで、東京白金一般投資家の動向は、13,14日を除きすべて買いです。
今回3,000円を割り込んだときに初めの買いが入り、その後も2,800円台中盤にかけて断続的に買われ、2,900円台を回復したときに一部降りたことが読み取れます。
とはいえこの下げ過程で一般投資家買い越し比率は飛躍的に上昇、現在はすでに6割を越えていますので、そろそろいっぱいいっぱいです。
このような状況で、東京白金は21日に納会、25日に発会を迎えます。
下のチャートは2018年東京白金日足&一般投資家買い越し比率、そして納会に印をつけています。
納会日 |
白金先限(円) |
買い越し比率(%) |
2月23日 |
3,431 |
36.46 |
4月24日 |
3,237 |
69.41 |
6月26日 |
3,056 |
76.85 |
8月28日 |
2,883 |
61.72 |
10月26日 |
2,960 |
51.61 |
12月21日 |
? |
? |
2月納会時は買い越し比率が低かったので、新ポが発会すると買いが入りやすい状況でした。
昨日終了時点で2月限にはまだ7,000枚以上玉が残っています。
買い越し比率が低かった分、このときにある程度の買いが入ったのでしょう。
逆に4,6,8月は買い越し比率が高かったため、新ポが発会しても新たに買う余力はなかったのでしょう。
買い越し比率がさらに高まることはなく、むしろ低下傾向となりました。
昨日終了時の東京白金一般投資家買い越し比率は60.30%で、8月並みの高さです。
8月限の一代安値は9月5日に記録した2,740円ですが、ここまでの下落はないものと考えて、そろそろ白金は買いに転じるタイミングかなと考えます。
日本時間明日の晩は予想が分かれるFOMCを控えていますので、少なくとも売り越しはなくした方がよいかもしれませんね。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員