おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・独消費者物価指数[前月比]0.1%(予想0.1% 前回0.1%)
・トルコ中銀政策金利24.00%(予想24.00% 現行24.00%)
・ECB政策金利0.00%(予想0.00% 現行0.00%)
・米新規失業保険申請件数20.6万件(予想22.6万件 前回23.3万件)
・米輸入物価指数[前月比]-1.6%(予想-1.0% 前回0.5%)
【発言、ニュースなど】
ECB政策金利
欧州中央銀行は、政策金利を現行の0.00%に据え置く事を決定した
ECB
「債券買い入れ策の終了」
「利上げ開始後も再投資を継続する」
「少なくとも2019年夏の終わりまで金利を現水準で維持」
ドラギECB総裁
「インフレの目標値への収斂(しゅうれん)はQE終了後も継続する」
「先行きは成長の勢いがやや鈍化すると見込む」
ECBスタッフ経済予測
2018年の成長見通しを2.0%から1.9%に、2019年の成長見通しを1.8%から1.7%にそれぞれ引き下げ
2018年のインフレ見通しを1.7%から1.8%に引き上げ、2019年のインフレ見通しを1.7%から1.6%に引き下げ
トランプ米大統領
「FOMC、もう利上げしないよう望む」(FOXテレビインタビュー)
フランステロ容疑者
フランス東部ストラスブールで起きたクリスマス市銃撃事件で13日、容疑者の男が警察に射殺された
【為替】
ECBが政策金利を発表しましたが、事前予想通り金利は据え置き、資産買い入れ終了。
政策発表前からインフレ見通しの引き下げが報道されていたため、ユーロは軟調に推移。
ユーロドルは現在も1.13台中盤での推移が続いています。
ドル円は引き続き113円台の振幅が続きます。
主な対円相場
|
12.13 10:00 |
高値 |
安値 |
12.14 07:00 |
ドル円 |
113.36 |
113.71 |
113.36 |
113.60 |
ユーロ円 |
128.87 |
129.25 |
128.71 |
129.00 |
ポンド円 |
143.02 |
143.93 |
143.01 |
143.67 |
トルコリラ円 |
21.125 |
21.332 |
21.012 |
21.202 |
南アランド円 |
8.020 |
8.059 |
7.970 |
7.990 |
(時間は東京タイム)
金利据え置きを好感し上昇したトルコリラもすぐに落ち着いた動きに、南アランド円は再び8円割れです。
【債券】
米債2年物利回り2.760(-0.012)、10年物利回り2.913(+0.004)
利回り格差15(前日14)
期待インフレ率1.842(+0.004)
ISD1.689(-0.012)
利回り格差はやや拡大、物価連動債利回りも1%を越える水準で変わっていません。
【株式】
ダウ24,597.38ドル(+70.11)
ナスダック7,070.34(-27.98)
ダウの値動きは、やや落ち着いてきたように見えますね。
【貴金属】
NY金2月物は前営業日比2.60ドル安の1,247..40ドルにて終了。
今朝は東京金が4円安4,527円、東京白金は24円安2,918円にて終了しています。
SPDR763.56トン(前営業日比変わらず)
GSR83.97(前営業日比-0.20)
本日の内部要因次第かなぁ。
【原油】
NY原油1月物は前営業日比1.43ドル高の52.58ドルにて終了。
需給引き締まり予測を受け、大幅上昇となりました。
金/原油比価もピークを過ぎたように思われます。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日銀短観
11:00 中国小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資
17:30 独製造業PMI、非製造業PMI
18:00 ユーロ圏製造業PMI、非製造業PMI
22:30 米小売売上高
23:15 米鉱工業生産、設備稼働率
23:45 米製造業PMI、非製造業PMI
昨晩の東京金内部要因において、ついに危惧していたことが起こりました。
というわけで「中立金利」はFOMC前で間に合いますので、夕方は「東京金内部要因」です。
本日もよろしくお願いいたします。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員