昨日の続きです。
当サイトでは期待インフレ率を「10年債利回り-物価連動債利回り」で算出しています。
物価連動債利回りとNY金を比べてみるということで、昨日は締めました。
物価連動債利回りを「10年債利回り-期待インフレ率」で表し、NY金を加えてみました。
以下2013年以降、各年ごとのグラフです。
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
それぞれ相関係数を求めると、2013年-0.7146、2014年-0.11239、2015年-0.74186、2016年-0.88927、2017年は-0.39044となっています。
負の相関性が高そうですが、いかがでしょう。
2018年は以下のようになっています。
2018年
これまでのところ相関係数は-0.60851となっており、今年は負の相関性が高いといえます。
しかし10月以降に限ると+0.186なので、再び逆相関に回帰するかどうか注目です。
さらにお気付きの方もおられると思いますが、物価連動債利回りは過去5年間で最高です。
奇しくも昨晩はパウエルFRB議長の講演により、期待インフレ率はやや上昇しています。
引き続きNY金の下落余地の有無に関して、注目してまいります。
お問い合わせ Tel:0120-448-520
(平日8:00~17:00)
日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員