おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・独製造業受注[前月比]2.0%(予想0.8% 前回-0.9%)
・インド中銀政策金利6.50%(予想6.75% 現行6.50%)
・米非農業部門雇用者数13.4万人(予想18.5万人 前回27.0万人)
・米失業率3.7%(予想3.8% 前回3.9%)
・米平均時給[前月比]0.3%(予想0.3% 前回0.3%)
・米平均時給[前年比]2.8%(予想2.8% 前回2.9%)
・米貿易収支億ドル-532億ドル(予想-536億ドル 前回-500億ドル)
【発言、ニュースなど】
ノーベル平和賞
ノルウェー・ノーベル賞委員会は5日、2018年のノーベル平和賞を、アフリカのコンゴで性暴力の被害者の治療や救済に取り組むデニス・ムクウェゲ医師(63)と、過激派組織「イスラム国」(IS)の暴力告発者でイラクの少数派ヤジディ教徒の人権活動家ナディア・ムラドさん(25)の2人に授与すると発表した
ポンド上昇
「EUの英国との離脱交渉担当者が、合意は非常に近いと語った」(ロイター)
予想外据え置き
インド中銀は主要政策金利を6.50%に据え置き、ルピーは対ドル安値更新
サルビーニ伊副首相
「ユンケルやモスコビシがヨーロッパやイタリアをダメにしている」(ANSA)
インド株式市場
センセックス指数は34376.99(前日比-2.25%)で取引を終了
ウィリアムズNY連銀総裁
「中立金利の水準がどこなのかは不明」
「漸進的な利上げが正しい道筋」
ボスティック・アトランタ連銀総裁
「目下の状況を踏まえると、政策スタンスはアクセルペダルを踏んでいるような緩和的なものでも、ブレーキを踏んでいるような抑制的なものでもないものにするべきだ」
「FEDは経済が許せば中立的な金融スタンスになる」
カプラン・ダラス連銀総裁
「これから経済と見通しが非常に違った年になる可能性」
「NAFTAに関して最も重要なことは、取引が完了したこと」
「来年の6月までに3回の利上げを見込む」
クドロー米国家経済会議委員長
「トランプ大統領は来月末のG20サミットで中国の習近平国家主席と会談する」
「話さないよりは話したほうが良い。ただ、会談は真剣なものでなければならない」
【為替】
引き続きブレグジット交渉への期待がポンドを下支えしており、ポンドドルは今月高値を更新。
ドル円は雇用統計の直後に114円を回復したものの、その後は株安が上値を抑える動き。
主な対円相場
|
10.05 10:00 |
高値 |
安値 |
10.06 06:00 |
ドル円 |
114.02 |
114.07 |
113.58 |
113.73 |
ユーロ円 |
131.28 |
131.42 |
130.60 |
131.01 |
ポンド円 |
148.54 |
149.26 |
148.08 |
149.14 |
トルコリラ円 |
18.429 |
18.634 |
18.286 |
18.499 |
南アランド円 |
7.683 |
7.754 |
7.641 |
7.689 |
(時間は東京タイム)
ユーロドルに大きな動きは見られませんでしたが、ややドル安の動きでした。
【債券】
米債2年物利回り2.885(+0.017)、10年物利回り3.231(+0.044)
利回り格差35(前日32)
期待インフレ率2.172(+0.011)
ISD1.872(-0.019)
CFTC米10年債-740,192枚(+16,124枚)
利回り格差の広がりにも注目となります。
【株式】
ダウ26,447.05ドル(-180.43)
ナスダック7,788.45(-91.06)
金利上昇が株価を抑え始めました。
【貴金属】
NY金12月物は前営業日比4.00ドル高の1,205.60ドルにて終了。
今朝は東京金が10円高4,390円、東京白金は18円安2,988円にて終了しています。
SPDR730.17トン(前営業日比-1.47トン)
GSR82.30(前営業日比-0.06)
CFTC金-21,822枚(-4,174,枚)
CFTC銀-17,498枚(+5,757枚)
CFTC白金+7,049枚(+4,359枚)
CFTCパラジウム10,112枚(+422枚)
先週火曜日の上昇があったものの、金は予想外の売り越し増となっていました。
【原油】
NY原油11月物は前営業日比0.01ドル高の74.34ドルにて終了。
イラン制裁が始まる11月4日以降の同国産輸出量が日量100万バレル未満との見通しが、引き続き相場を引き締めています。
また稼働中の掘削装置(リグ)は、前週比2基減の861基となっています。
【月曜日予定のイベント、経済指標】
09:30 豪ANZ求人広告件数
10:45 中国財新メディア非製造業PMI
15:00 独鉱工業生産
昨晩の米国市場は連休前ということもあったのか株安、通貨安、債券安。
いわゆるトリプル安となりました。
トリプル安とは
株式・債券・外国為替市場の3つの市場全てにおいて同時に値下がりする状況。金融危機が懸念される物事が発生することによって、企業の損失、貨幣価値の不安定化、債券発行体の安全性の低下などにより起こる。
ドルは基軸通貨ですから通常のトリプル安とは異なりますが、連休前とはいえ米国にもこのような動きが見られ始めたことや、月曜日から復帰の上海市場が注目されます。
今週もありがとうございました。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員