米債利回りは2011年5月20日以来の3.15% | 浪風谷本

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【昨日発表された主な経済指標】

・米MBA住宅ローン申請指数0.0%(前回2.9%)

・米ADP雇用統計23.0万人(予想18.4万人  前回16.8万人)

・米ISM非製造業景況指数61.6(予想58.0  前回58.5)

・EIA原油在庫  原油797.5万バレル増  クッシング169.9万バレル増

 

【発言、ニュースなど】

イタリア予算計画

2021年に財政赤字比率2%を目指すとの報道(コレエレ紙)

ディマイオ・イタリア副首相

「(財政赤字の対国内総生産(GDP)比率の目標について)2019年は2.4%とすることを確認、2020年以降は比率を低下させて行くことを検討している」

トリア・イタリア財務相

「イタリアは、EUとの合意に基づいた債務削減を恒常的に図っていく」

「財政赤字の対GDP比率は来年より後は低下する」

メイ英首相

「国民投票の結果を尊重する」

「合意なき離脱を恐れはしない」

「英国は現在のEUの提案を受け入れず」

原油高抑制

ロシアとサウジアラビアは9月、原油高を抑制するため増産することで内密に合意し、同月にアルジェで開いた産油国会合の前に米国に増産の方針を通知したとの報道(ロイター)

エバンス・シカゴ連銀総裁

「12月利上げがきわめて妥当」

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁

「12月の利上げを支持する可能性も」

ラーブ英EU離脱担当相

「11月のブレグジット合意を目指している」

コンテ・イタリア首相

「2019年の財政赤字目標はGDP比2.4%、20年は2.1%、21年は1.8%に目標設定」

ブレイナードFRB理事

「世界の準備通貨としてのドルの役割は非常に強い」

メスター・クリーブランド連銀総裁

「利上げのペースはインフレに依存」

「2%前後のインフレは金融政策や成長率に依存」

「依然として漸進的な利上げが適切」

パウエルFRB議長

「インフレ抑制を確実にするため漸進的利上げ」

「われわれは中立金利を超える可能性」

 

【為替】

最終日となった英保守党大会においてのメイ首相による発言によりポンドは軟調推移。

ユーロについては東京タイム昨日11時半頃のコレエレ紙報道を受け買い戻される場面もありましたが、最終的にはドル高に押される格好で、ユーロドルは8月21日以来となる1.15割れとなっています。

 

主な対円相場

 

10.03  10:00

高値

安値

10.04  06:00

ドル円

113.59

114.54

113.52

114.53

ユーロ円

131.14

131.98

131.25

131.45

ポンド円

147.39

148.58

147.27

148.15

トルコリラ円

18.898

19.070

18.641

18.883

南アランド円

 7.891

7.966

7.794

7.794

(時間は東京タイム)

 

ドル円は114円50銭乗せ成功、昨年11月の114円75銭が意識されます。

 

【債券】

米債2年物利回り2.872(+0.061)、10年物利回り3.181(+0.118)

利回り格差31(前日24)

期待インフレ率2.166(+0.032)

ISD1.857(-0.030)

好調な経済指標を受け、10年債利回りは2011年5月20日以来の水準にまで上昇しました。

 

【株式】

ダウ26,828.39ドル(+54.45)

ナスダック8,025.09(+25.54)

強い経済指標を受け、ダウは高値更新となりました。

 

【貴金属】

NY金12月物は前営業日比4.10ドル安の1,202.90ドルにて終了。

今朝は東京金が1円高4,397円、東京白金は8円高3,032円にて終了しています。

SPDR731.64トン(前営業日比-6.18トン)

GSR82.00(前営業日比-0.15)

1,207ドルまで上昇した現地2日の取引までが週末のCFTCにカウントされますので、売り越し減が8,000枚程度で収まってくれていたらうれしいです。

 

【原油】

NY原油11月物は前営業日比1.18ドル高の76.41ドルにて終了。

増産報道や在庫増をこなし、大幅反発となりました。

 

【本日予定のイベント、経済指標】

10:30  豪貿易収支

21:30  米新規失業保険申請件数

22:15  クォールズFRB副議長講演

23:00  米耐久財受注、製造業受注指数

 

本日の東京株式市場も堅調な動きが予想されますが、ドル円もピークを迎えることができれば今度こそ!の期待も高まります。

毎朝神頼みも欠かしていません。

本日もよろしくお願いいたします。

 


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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員