おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
特になし
【発言、ニュースなど】
日銀
10月23日午後5時30分より「市場調節に関する懇談会」を開催すると発表
金正恩朝鮮労働党委員長
「6月のトランプ米大統領との会談は地政学的安定をもたらした、さらなる進展を予想している」
サウジアラビア
「北海ブレンド原油価格は80ドル以上が望ましい」
ロス米商務長官
「関税の目的は中国の慣行を変えさせること」
対米報復関税
中国政府は18日、600億ドル分のアメリカ産製品に5%から10%の報復関税を課すと発表
耿爽・中国外務省報道官
「自らの正当な権益と国際自由貿易の秩序を守るため、中国はやむなく対抗措置を取ることになる」
中国商務省
米政権が2000億ドル相当の中国製品に対し10%の関税を課すと発表したことに対し、世界貿易機関(WTO)に申し立てを行ったと明らかにした
トランプ大統領(ツイッター)
「中国は、私に忠誠心を持つ米国の農業、農場、工業従事者を標的とし、積極的に米選挙に影響を及ぼす方針をあからさまにしている」
「われわれは中国に対し、重大な経済的報復を迅速に実施する!」
【為替】
東京時間昨日朝7時半過ぎに米国から対中関税第3弾が発表されました。
ある程度の織り込みも進展していたうえ、関税率が10%にとどまったことなどから東京株式市場は立会当初から堅調に推移、為替は円安方向に振れました。
主な対円相場
|
09.18 10:00 |
高値 |
安値 |
09.19 06:00 |
ドル円 |
111.767 |
112.388 |
111.731 |
112.351 |
ユーロ円 |
130.477 |
131.496 |
130.477 |
131.036 |
ポンド円 |
146.906 |
147.915 |
146.826 |
147.704 |
トルコリラ円 |
17.629 |
17.736 |
17.305 |
17.555 |
南アランド円 |
7.461 |
7.575 |
7.458 |
7.514 |
(時間は東京タイム)
NY時間に入っても株高の流れは変わらず、米長期債利回りが3%台乗せとなったことからドル高が進行。
ドル円は112円15銭の節目を抜け、7月20日以来の水準にまで上昇しています。
【債券】
米債2年物利回り2.803(+0.025)、10年物利回り3.055(+0.068)
利回り格差25(前日21)
期待インフレ率2.136(+0.028)
ISD1.884(-0.009)
株価上昇、リスク選好の動きから債券は売られました。
【株式】
ダウ26,246.96ドル(+184.84)
ナスダック7,956.11(+60.31)
米中貿易摩擦懸念が高まるなか、ダウは1月26日引け26,616.71ドルに近づいてまいりました。
【貴金属】
NY金12月物は前営業日比2.90ドル安の1,202.90ドルにて終了。
今朝は東京金が6円高4,316円、東京白金は44円高2,926円にて終了しています。
SPDR742.23トン(前営業日比-0.30トン)
GSR84.80(前営業日比+0.02)
NYパラジウムは約3カ月ぶりとなる1オンス=1,000ドルの大台を回復しています。
【原油】
NY原油10月物は前営業日比0.91ドル高の69.59ドルにて終了。
サウジ当局者の発言により、一時70ドル台を回復しました。
米API週間石油統計によると、原油在庫は120万バレル増でした。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本貿易収支
12:00 日銀金融政策決定会合(時間未定)
17:00 南ア消費者物価指数
17:30 英消費者物価指数、小売物価指数など
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 米住宅着工件数、建設許可件数
米中貿易摩擦懸念に揺れた一日だったはずですが、ドル円は上抜け、ダウは史上最高値まで残り370ドル、長期債利回り3%乗せとリスク選好モード全開の動きでした。
本日は日銀政策金利の発表が予定されていますが、連休前の安倍首相発言「在任中に異次元緩和を終わらせる」を巡る質疑応答などに注目でしょうか。
本日は南北首脳会談二日目ということで共同宣言が予定されているそうですが、いよいよ来月5日に迫ったノーベル平和賞受賞へ向け「金・文」コンビの動向がとりあえず注目でしょうか。
本日もよろしくお願いいたします。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員