日本時間先週土曜明け方に公表されたCFTC建玉明細によると、NY金大口投機玉買い越しは76,672枚となり、2017年7月18日(60,138枚)以来の水準となりました。
6月22日に触れた七夕底以来です。
3.七夕底
2017年7月10日に安値1,204.00ドルを記録しました。
それまで金利上昇を背景にドル高が進行、NY金も下落していましたが、おそらくオバマケア代替法案否決の雰囲気や北朝鮮によるICBM発射、ユーロ上昇などによりドル安へと移行しました。
ドル円は114円50銭で天井となりました。
この週のNY金は1,272ドルまで下落しましたが、先週末と昨晩はさらに1,250ドルを割り込んでいます。
おそらく昨年7月の6万枚レベルまでは縮小していると思われ、「NY-東京」が気になるところです。
こちらに関しては東京の水曜日の中身待ちとなりますので、木曜日以降に確認いたします。
またSPDRも昨晩809.31トンとなり、こちらも2017年8月25日(805.1989トン)以来となる水準にまで落ち込んでいます。
ついでに書きますと、今朝の対ドル人民元基準値は6.6497元となっており、8月25日(6.6579)以来です。
このときの最少記録は、8月7日~10日にかけて記録した786.86898トンです。
<まとめ>
・CFTCは昨年7月18日60,138枚が意識される(既に達成?)
・SPDRは800トン割れが意識される(昨晩は809トン)
・昨年7月安値はNY1,204.00ドル(7月10日)、東京4,425円(7月11日)
今晩は独立記念日前の取引となりますので、潮目が変わってくれることを願います。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員