おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・英中銀政策金利0.50%(予想0.50% 現行0.50%)
・米新規失業保険申請件数21.8万件(予想22.0万件 前回22.1万件)
・米フィラデルフィア連銀景況指数19.9(予想29.0 前回34.3)
・米住宅価格指数[前月比]%(予想% 前回1.7%)
・米景気先行指標総合指数[前月比]0.2%(予想0.4% 前回0.4%)
・ユーロ圏消費者信頼感-0.5(予想0.0 前回0.2)
【発言、ニュースなど】
アルベルト・バニャイ氏
イタリア上院財務委員会委員長に指名(ユーロ懐疑派)
バイトマン独連銀総裁
「預金金利がプラスになるまでは暫くかかる」
英中銀
政策金利を0.50%に(反対2名→3名)、資産買入枠を4,350億ポンドにそれぞれ据え置き
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「(利上げペースを)本当にスローダウンすべきだ」
「景気過熱の兆候は全く見られないのに、なぜ経済にブレーキをかけているのか」
カーニーBOE総裁
「英中銀のバランスシートは現在目的にかなっている」
「英国の銀行は無秩序な英EU離脱に十分な回復力」
【為替】
前日のリスク回避一服の雰囲気から一転、昨日は再びリスク回避の動きとなっています。
欧州タイムではユーロ懐疑派で知られるバニャイ氏の財務委員会委員長指名報道を受け、イタリア株や債券が売られる動きとなりました。
1.15台後半で推移していたユーロドルはこの報道を受け、一時先月末安値を割り込む1.15077まで下落。
ユーロ円も瞬間126円99銭まで下落しました。
米国タイムに入ると経済指標の落ち込みやポンド高、ドル買いの達成感も出始めたのか、ドル売りに。
ユーロドルは1.16台を回復、ユーロ円もいってこい。
東京タイム午後に110円75銭まで上昇していたドル円は一転して下落。
この時間帯は109円80銭台まで下値を広げています。
また英中銀の結果を受け、ポンドは終日堅調な動きとなっています(8月利上げ確率50%→67%)。
【債券】
米債2年物利回り2.541(-0.025)、10年物利回り2.897(-0.042)
利回り格差36(前日38)
期待インフレ率2.119(-0.010)
ISD1.763(+0.009)
貿易戦争懸念から、債券は買われました。
【株式】
ダウ24,461.70ドル(-196.10)
ナスダック7,712.95(-68.56)
リスク回避の動きが強まっており、株価の頭を抑えました。
【貴金属】
NY金8月物は前営業日比4.00ドル安の1,270.50ドルにて終了。
今朝は東京金が13円安4,477円、東京白金は17円安3,065円にて終了しています。
SPDR824.63トン(前営業日比-4.13トン)
GSR77.82(前営業日比-0.33)
今週はいいところありませんでした。
【原油】
NY原油7月物は前営業日比0.17ドル安の65.54ドルにて終了。
今晩のOPEC総会を控え、調整となりました。
【本日予定のイベント、経済指標】17:30 英GDP
08:30 日本全国消費者物価指数
16:30 独製造業PMI、非製造業PMI
17:00 ユーロ圏製造業PMI、非製造業PMI
22:45 米製造業PMI、非製造業PMI
来週金曜日は待ちに待った「SWアノマリー」ですので、なんとか乗り切りたいです。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員