ユーロ、コンテで下げてECB関係者で戻す | 浪風谷本

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【昨日発表された主な経済指標】

・豪中銀政策金利1.50%(予想1.50%  現行1.50%)

・ユーロ圏小売売上高0.1%(予想0.5%  前回0.4%)

・南アGDP[第1四半期]-2.2%(予想-0.5%  前回3.1%)

・米ISM非製造業景況指数58.6(予想57.6  前回56.8)

 

【発言、ニュースなど】

安倍首相

今月6日から11日まで米国とカナダを訪問

コンテ・伊新首相所信表明

「国民に急進的な変革をもたらす」

「ヨーロッパが我々のホームだ」

メキシコ経済省

米国から輸入する鉄鋼製品と一部の農産品に対し15-25%の関税をかけると発表

クドロー米国家経済会議委員長

「大統領は北米自由貿易協定(NAFTA)交渉の転換について真剣に考慮し、メキシコ、カナダと個別の交渉を進めることを選好している」

関係者(ECB関係者)

「ECB、14日の会合でQE終了を予断を持たず議論へ」(ECB関係者)

関係者(EU高官)

「G7でイラン・ベネズエラ・シリア・中国・ロシアに関して議論」

「主要議題(貿易問題)で米国と合意できないだろう」

サンダース米報道官

「12日の米朝首脳会談はシンガポールのゼントーサ島、カペラ・ホテルで開催する」

コンテ首相信任

イタリア上院は171対117でコンテ首相を信任した

 

【為替】

日本時間昨日18時半に発表された南アGDPは大きく落ち込み、南アランドが急落。

対円では8.74円から8.56円まで下落し、2%を越える下げ幅となっています。

ランド円の下落は資源国通貨へ波及。

またコンテ首相の所信表明演説からイタリア財政への懸念が再び台頭しており、序盤はドル高が進行。

NY午後になるとEU高官による発言を巡る報道を受け、次回ECBでのQE縮小期待から一転ユーロ高。

ドル円やユーロ円、ポンド円、ユーロドルは下げを取り戻しました。

現在ドル円は109円80銭近辺、ユーロ円は128円60銭台後半での推移です。

 

【債券】

米債2年物利回り2.492(-0.024)、10年物利回り2.924(-0.018)

利回り格差43(前日43)

期待インフレ率2.137(+0.001)

ISD1.705(-0.004)

週末G7をイベントリスクと捉えていると思われ、債券は買われました。

 

【株式】

ダウ24,799.98ドル(-13.71)

ナスダック7,637.86(+31.40)

ダウはマチマチでしたが、ナスダックは連日の高値更新となりました。

 

【貴金属】

NY金8月物は前営業日比4.90ドル高の1,302.20ドルにて終了。

今朝は東京金が13円高4,567円、東京白金は13円高3,197円にて終了しています。

SPDR836.13トン(-0.29トン)

GSR78.72(前営業日比-0.23)

昨日の外国業者経由売り越しは1,835枚でしたが、5月14日以来の買い越しになるのではと期待しています(5月14日帳入値4,634円)。

 

【原油】

NY原油7月物は前営業日比0.77ドル高の65.52ドルにて終了。

ガソリン価格高騰を受けトランプ政権がOPECに対し異例の増産を要請したとの報道を受け、需給ひっ迫が意識されました。

米API週間石油統計によると、原油在庫は200万バレル減でした。

 

【本日予定のイベント、経済指標】

10:30  豪GDP

18:00  印中銀政策金利

 

CMEによると、12月FOMC時点でのTarget Rate Probabilitiesは2.25%以上が約5割。

明日以降はこの可能性について、探りたいと思います。

 


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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員