おはようございます。
【昨晩発表された主な経済指標】
・米非農業部門雇用者数22.3万人(予想19.0万人 前回15.9万人)
・米失業率3.8%(予想3.9% 前回3.9%)
・米平均時給[前月比]0.3%(予想0.2% 前回0.1%)
・米平均時給[前年比]2.7%(予想2.6% 前回2.6%)
・米ISM製造業景況指数58.7(予想58.2 前回57.3)
・米建設支出1.8%(予想0.8% 前回-1.7%)
【発言、ニュースなど】
サンチェス・スペイン社会労働党書記長
ラホイ・スペイン首相の不信任案が可決され、社会労働党のサンチェス書記長が新首相に選ばれた
トランプ米大統領
「Looking forward to seeing the employment numbers at 8:30 this morning.」
クドロー米国家経済会議委員長
「トランプ米大統領のツイートは、強い雇用統計を示唆する意図はない」
バイトマン独連銀総裁
「貿易戦争は敗者のみを作り出す、対話が有用」
「米国の関税政策に対応しなければならない」
メイ英首相
「米国の関税賦課決定に深く失望」
トランプ米大統領
「米朝首脳会談、シンガポールで6月12日開催」
「北朝鮮との協議の一環で戦争状態の終結を話した」
ウィリアムズSF連銀総裁
「FEDは漸進的に金利を上げるべき」
【為替】
強い米経済指標を受け、ドル円は一時109円70銭台まで上昇。
特に前日にロス長官発言により売り込まれたポンド円やカナダ円の上昇が目立ちます。
またラホイ・スペイン前首相に対する不信任案が可決されましたが、逆にスペイン国債利回りが低下するなど、ラホイ政権退陣を市場は好感しているようです。
また昨晩米雇用統計発表前のトランプ大統領によるツイッターも話題となっています。
なお、史上初の米朝首脳会談が予定通り6月12日に開催されることとなりました。
【債券】
米債2年物利回り2.468(+0.040)、10年物利回り2.899(+0.040)
利回り格差43(前日43)
期待インフレ率2.113(+0.024)
ISD1.682(+0.020)
CFTC米10年債-471,067枚(-112,440枚)
雇用統計発表前の年内4回利上げ確率は25%程度でしたが、発表後は4割近くへと上昇しています。
【株式】
ダウ24,635.21ドル(+219.37)
ナスダック7,554.33(+112.21)
強い経済指標を好感し、大幅反発となりました。
【貴金属】
NY金8月物は前営業日比5.40ドル安の1,299.30ドルにて終了。
今朝は東京金が1円安4,548円、東京白金は6円高3,199円にて終了しています。
SPDR836.42トン(前営業日比-10.61トン)
GSR79.03(前営業日比-0.24)
CFTC金115,130枚(+24,173,枚)
CFTC銀17,453枚(+2,228枚)
CFTC白金4,016枚(+2,554枚)
CFTCパラジウム9,993枚(-722枚)
NY金-東京金は164,243枚となり上昇期待が高まりましたが、SPDRの大幅減は検証すべきです。
【原油】
NY原油7月物は前営業日比1.23ドル安の65.81ドルにて終了。
ドル高や増産期待を背景に、65ドル台まで下落しました。
ブレントとの価格差が11ドル近くにまで拡大しています。
また稼働中の掘削装置(リグ)は、前週比2基増の861基となっています。
【月曜日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本マネタリーベース
10:30 豪小売売上高、ANZ求人広告
17:30 英建設業PMI
18:00 ユーロ圏生産者物価指数
23:00 米耐久財受注、製造業受注指数
今週もありがとうございました。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員