おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・独小売売上高指数2.3%(予想0.5% 前回-0.3%)
・独消費者物価指数0.5%(予想0.3% 前回0.0%)
・MBA住宅ローン申請指数-2.9%(前回-2.6%)
・米ADP雇用統計17.8万人(予想19.0万人 前回16.3万人)
・米GDP[前期比年率]2.2%(予想2.3% 前回2.3%)
・米コアPCE2.3%(予想2.5% 前回2.5%)
【発言、ニュースなど】
マッタレッラ・イタリア大統領
「(暫定首相に指名されている)コッタレッリ氏が、2019年度予算を通過させられるよう望んでいる」(報道)
パオロ・サボナ氏(81)
五つ星運動が、財務相に指名していたサボナ氏に財務相候補の辞退要請(ロイター)
ディマイオ・イタリア五つ星運動党首
「サボナ氏には入閣要請も財務相ではない」
「五つ星運動はユーロ離脱を計画してない」
ラホイ・スペイン首相
「国民から託された任務をまっとうする」(辞任拒否)
【為替】
イタリア政局を巡る懸念により、前日NY午後に大きく落ち込んでいたドル円やユーロドルでしたが、前日の大幅安に対する反動の動きが見られました。
以下前日NY午後(日本時間30日午前3時頃)~昨晩ロンドンフィキシング(日本時間31日午前0時過ぎ)
ドル円108円12銭→109円07銭
ユーロ円124円62銭→127円31銭
ユーロドル1.15235→1.16754
イタリア不安に加え、本日はラホイ・スペイン首相に対する不信任決議案の討論、明日は採決の見通しとなっており、引き続きユーロ圏諸国、特に南欧諸国への見通し懸念が市場を覆っています。
【債券】
米債2年物利回り2.412(+0.092)、10年物利回り2.853(+0.072)
利回り格差43(前日46)
期待インフレ率2.078(+0.027)
ISD1.683(+0.007)
債券先物から計算すると、残り年内利上げ回数は約1.9回。
念のためCMEも確認しましたが、2回以上が約72%となっています。
【株式】
ダウ24,667.78ドル(+306.33)
ナスダック7,462.45(+65.86)
前日の大幅安に対する反動もあり、300ドル超の反発となりました。
【貴金属】
NY金8月物は前営業日比2.40ドル高の1,306.50ドルにて終了。
今朝は東京金が15円高4,550円、東京白金は15円高3,198円にて終了しています。
SPDR851.45トン(前営業日比変わらず)
GSR78.97(前営業日比-0.68)
東京金一般投資家買い越しは49,113枚となり、4月10日以来の水準となっています。
【原油】
NY原油7月物は前営業日比1.48ドル高の68.21ドルにて終了。
リスク回避一服や、産油国による協調減産が年末まで継続されるとの報道により反発となりました。
米API週間石油統計によると、原油在庫は100万バレル増でした。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本鉱工業生産
10:00 中国製造業PMI、非製造業PMI
15:00 英ネーションワイド住宅価格
17:30 英住宅ローン承認件数、マネーサプライなど
18:00 ユーロ圏消費者物価指数、失業率
19:00 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
21:00 南ア貿易収支
21:30 米新規失業保険申請件数、個人所得、個人支出、PCEコアデフレーター
22:45 米シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米中古住宅販売成約
25:30 ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
24:00 ブレイナードFRB理事講演
東京金は頭重く推移していますが、昨晩の取次者経由は大幅に改善されています。
特に買い玉が減っていることもあり、額面通りの買いほどではないということでしょうか。
今晩のスペイン発政局報道や、引き続きイタリア債利回りなどにも注意しておきます。
また本日はラブロフ露外相が訪朝すると報道されており、いよいよロシア登場となります。
通常通り、出勤前に参拝してまいりました。
夕方は、来月注目イベントを掲載しておきます。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員