先週末の動きで、みなさまのお耳に入れておきたいことがあります。
それは「CFTCNY白金買い越し1,462枚」についてです。
日本時間先週土曜日朝CFTCより公表されたNY白金大口投機玉買い越し枚数ですが、前週比6,734枚減1,462枚となり、直近の記録5,397枚(2017年7月11日)を更新しました。
2006年6月27日1,368枚以来の買い越し水準となります。
CFTCについては「CFTC建玉明細とは?」(2017年10月30日記事)を参照していただけるとよいのですが、現在のNY白金については資金流出同時に、買い余力が増えたと言えます。
前回(2017年7月11日)を確認してみると、NY白金-東京白金は48,947枚で、1ヶ月前の6月13日に59,505枚でピークを打った後に徐々に低下していました。
7月11日の帳入値は3,317円でしたが、安値自体は6月16日3,275円を記録しています。
今回とよく似ていると思われます。
・NY白金買い越しが大きく落ち込む
・NY-東京は1ヶ月前にピークを打っており安値も記録しているが、価格水準は横ばい
先週土曜日朝公表されたCFTCから計算すると、先週5月23日時点のNY-東京は44,882枚となり、前週と比べ8,867枚減(-16.5%)となりました。
2017年7月11日当時と比べ東京当業者売り越し水準も近く、今後このときに似た動きをするのではと期待しております。
気になる2017年7月11日以降の動きですが、月末まで横ばいが続いた後上昇を始め、3,300円台中盤から9月4日に高値3,576円まで上昇いたしました。
「5月7日記事についてのお詫び」に続き、東京白金はがんばって買いをキープしているとよいのではと考えます。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員