原油価格下落で期待インフレ率低下 | 浪風谷本

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【昨日発表された主な経済指標】

・米耐久財受注[前月比]-1.7%(予想-1.3%  前回2.7%)

・ミシガン大学消費者信頼感指数98.0(予想98.8  前回98.8)

 

【発言、ニュースなど】

協調減産緩和か?

サウジアラビアとロシアは、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国の原油生産を日量100万バレル程度引き上げることを協議する(ロイター)

トランプ米大統領

「北朝鮮からの温かい生産的な言葉は非常に良い知らせ」

「長期に持続する平和につながるかどうか様子を見る」

ラホイ・スペイン首相不信任動議

スペイン最大の野党勢力・社会労働党がラホイ首相の不信任動議を準備しているとしているとの報道

パウエル米FRB議長

「政府機関に対する国民の信頼の低下は中央銀行の独立性を脅かす」

「米国の財政は持続可能な軌道に乗っていない」(スウェーデン中銀350周年イベント)

カプラン・ダラス連銀総裁

「今年3回利上げが基本シナリオ」

「FEDは漸進的に中立水準(2.50から2.75)へと移行すべき」

プーチン露大統領

「米国の制裁、準備通貨としてのドルの信用損なう」

イタリア格付け

ムーディーズはイタリア格付けBaa2を引き下げ視野に見直し

 

【為替】

ドル円は一時109円10銭まで下落し、109円30銭台後半で終了。

ユーロドルは1.165を割り込み、ほぼ安値引けで終了。

昨年11月13日以来の安値で、独GDPによるユーロ急進前日水準です。

イタリア政権に加え、スペインに対する懸念も浮上しています。

 

【債券】

米債2年物利回り2.48、10年物利回り2.93

利回り格差45(前日46)

期待インフレ率2.00

ISD1.55

CFTC-358,627枚(+23,295枚)

債券は上昇、利回りは低下しています。

 

【株式】

ダウ24,753.09ドル(-58.67)

ナスダック7,433.85(+9.42)

原油価格の大幅下落や3連休を控えた調整となりました。

 

【貴金属】

NY金8月物は前営業日比0.80ドル安の1,309.00ドルにて終了。

今朝は東京金が3円安4,573円、東京白金は27円安3,186円にて終了しています。

SPDR848.50トン(前営業日比-3.54トン)

GSR78.47(前営業日比+0.23)

CFTC金90,957枚(-1,486枚)

CFTC銀15,225枚(+14,567枚)

CFTC白金1,462枚(-6,734枚)

CFTCパラジウム10,715枚(+31枚)

NY金-東京金は126,173枚(前週132,146枚)、NY白金-東京白金は44,882枚(前週53,749枚)。

 

【原油】

NY原油7月物は前営業日比2.83ドル安の67.88ドルにて終了。

ノバク・ロシアエネルギー相の発言をロイターが「100万バレル協調減産緩和協議か?」と報道。
また稼働中の掘削装置(リグ)は、前週比+15基の859基となっています。

 

【月曜日予定のイベント、経済指標】

特になし

 

5月16日にモラー特別検察官がトランプ大統領本人を起訴することはないとの結論に達すると、WTIは21日に72ドル半ばを天井として下落しています。

特に原油関連銘柄は扱っていなかったのですが、昨日は期待インフレ率が大きく低下しておることから、貴金属への影響は気になります。

貴金属への影響といえばユーロ!

本当に悔しいやら、申し訳ないやらです。

先日も触れましたが、ユーロドル1.1554は覚悟しないといけないのかもしれませんね。

 


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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員