【注意】休憩コーナーです。
史上初めての米朝首脳会談まで残り1ヶ月を切り、相場はやや膠着状態となっています。
連日の報道の中で我々はようやく金正恩氏の声を聞くことができ、スマイルを初めて目にしました。
しかしこれまでの報道では、彼は数百名もの側近を粛清し、叔父さんを対空砲で射殺したうえ亡骸を犬のエサにし、実の兄を毒ガスで殺害したと聞かされています。
そのような人物が平和の使者として取り上げられていることに違和感を感じます。
たぶんメディアで目にする人物は微笑み担当の影武者なんだろう。
思いつくまま独裁者の最後を掲載してみました。
独裁者(どくさいしゃ)とは、絶対的権力を行使する支配者(Wikipediaより)。
・アドルフ・ヒトラー
ドイツの政治家、国家元首。ナチス指導者としてアーリア民族を中心に据えた民族主義と反ユダヤ主義を掲げた政治活動を行う。1939年ポーランドに侵攻し、第二次世界大戦を引き起こす。ベルリン市の総統地下壕内で自殺したとされる。Uボートに乗ってアルゼンチンに逃れたとの説も。
・毛沢東
中華人民共和国の政治家。中国共産党の創立党員の1人で、1945年より中国共産党中央委員会主席を務めた。日中戦争後の国共内戦では蒋介石率いる中華民国を台湾に追いやり、中華人民共和国を建国した。大躍進政策は失敗し、発動されてから数年で2000万人から5000万人以上の餓死者を出した。病気のため自宅で死去(82歳)。
・ポル・ポト
カンボジアの政治家。共産主義グループ「クメール・ルージュ」を率いてカンボジア政権を担ったが、彼が実権を握っていた1975年から79年の5年間で数百万人の命が犠牲となった。最後は心臓発作で息を引き取ったとのことだが、暗殺された可能性も否定できない。
・ニコラエ・チャウシェスク
ルーマニアの政治家。24年間にわたり、ルーマニア共産党政権の頂点に立つ独裁的権力者として君臨した。対外債務により国家財政が破たん。国民が困窮する中、大統領による国家の私物化が進み、最後は革命軍の手によりクリスマスに公開処刑された。
・ヨシフ・スターリン
ソビエト連邦の政治家、軍人。農業事業の集団化と工業重点化政策を推し進めソビエトの経済基盤を作り出した一方で、飢饉や粛清により国民の犠牲も少なくはなかった。フルシチョフらとの夕食の後、脳卒中の発作で倒れ、4日後に死亡。スターリン重篤の報により、日経平均は10%下落。スターリンが死去した1953年3月は1日が日曜日で2日が新ポであったため、「二日新ポは荒れる」を生み出したとされる。
・フェルディナンド・マルコス
フィリピンの政治家、第10代大統領。20年にわたり独裁体制を維持したが、アキノ氏が殺害されたことによりマルコス大統領への反発が強まる。大衆によってマラカニアン宮殿を包囲され、マルコス夫妻はハワイへ亡命。亡命から3年後にハワイで死去。ドゥテルテ大統領により、ようやく英雄墓地へ埋葬される。
・元上司
どうなったか知らん。
悲劇的な最後を迎えた人間ばかりではありませんが、独裁者が米朝会談を経てどうなるのか、歴史の証人としてしっかり目に焼き付け、後世に残す義務があります。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員