おはようございます。
【昨晩発表された主な経済指標】
・ユーロ圏鉱工業生産-0.8%(予想0.1% 前回-0.6%)
・米新規失業保険申請件数23.3万件(予想23.0万件 前回24.2万件)
・米輸入物価指数0.0%(予想0.1% 前回0.3%)
【発言、ニュースなど】
ロシア大統領府
「米ロは摩擦を避ける為の電話連絡を活発に行っている」
「シリア情勢のこれ以上の緊張を避けることが極めて重要である」
トランプ米大統領
「シリア攻撃の時期は絶対に言わない」
「ごく近いかもしれないし全くそうでないかも」
ペスコフ・ロシア大統領府報道官
「(衝突回避ホット)ラインは使われており、アクティブだ。双方が使用している」
欧州中銀(ECB)理事会議事要旨
「緩和バイアスの削除は誤解されるべきではない」
「インフレが持続的だとの証拠は不十分だと幅広く合意」
「ユーロ相場の上昇がインフレにさらなる悪影響をもたらすと見込まれる」
「3月に世界経済のリスクはダウンサイドに傾斜」
マティス国防長官
「この直近の攻撃に対して最高司令官が下し得る判断について、詳細には触れたくない」
「化学兵器による攻撃があったとみており、実際の証拠を探している」
「シリアに関して米国防総省は今日、大統領に選択肢を提示」
メキシコ中銀政策金利
政策金利7.50%(予想7.50% 現行7.50%)
サンダース米報道官
「シリアに関して最終的な決定はまだ下されてない」
「米国は引き続きシリアに関する情報を検討」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「全米で大幅な賃金上昇目にしていない」「恐らく労働市場に依然若干のたるみ」「米国は貿易戦争を回避する必要」「貿易戦争になれば米国経済に非常に大きな不利益」
【為替】
ロシア大統領府によるコメントやトランプ大統領によるツイッターを受け、市場はひとまず安心感が広まったようです。
ドル円相場は107円を回復、ユーロは議事録の影響もあり下落。
ドル買い戻しが続き、リスク選好ムードとなりました。
【債券】
米債2年物利回り2.348(+0.041)、10年物利回り2.840(+0.059)
利回り格差49(前日47)
期待インフレ率2.140(+0.022)
ISD1.648(+0.001)
ひとまず48時間経過で、株価上昇、債券は売られました。
【株式】
ダウ24,483.05ドル(+293.60)
ナスダック7,140.25(+71.22)
シリア攻撃に対する警戒感が薄れたことから、ダウは大幅上昇となりました。
【貴金属】
NY金6月物は前営業日比18.10ドル安の1,341.90ドルにて終了。
今朝は東京金が37円安4,594円、東京白金は14円高3,221円にて終了しています。
SPDR865.89トン(前営業日比+5.9トン)
GSR81.46(前営業日比+0.35)
【原油】
NY原油5月物は前営業日比0.25ドル高の67.07ドルにて終了。
中東情勢などを背景に、堅調な動きが続きます。
【本日予定のイベント、経済指標】
11:00 中国貿易収支(時間未定)
15:00 独消費者物価指数
18:00 ユーロ圏貿易収支
21:00 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
22:00 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
23:00 米ミシガン大学消費者信頼感指数
26:00 カプラン・ダラス連銀総裁講演
日本の防衛関連銘柄もこの三日間で1割ほど上昇しましたが、今日の動きは気になるところです。
「口だけ番長」においては、オバマ>トランプだと思いますので、警戒すべきでしょう。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員