おはようございます。
【昨晩発表された主な経済指標】
・中国消費者物価指数3.1%(予想3.3% 前回3.7%)
・中国生産者物価指数2.1%(予想2.6% 前回2.9%)
・MBA住宅ローン申請指数-1.9%(前回-3.3%)
・米消費者物価指数[前月比]-0.1%(予想0.0% 前回0.2%)
・米消費者物価指数コア[前月比]0.2%(予想0.2% 前回0.2%)
・EIA原油在庫 原油330.6万バレル増 クッシング112.9万バレル増
【発言、ニュースなど】
トランプ米大統領
「ロシアは、シリアに向かって発射されたあらゆるミサイルは全て撃ち落とすと断言した。準備をしろロシア、なぜなら素晴らしくて新型で『スマート』なミサイルがやって来るからだ。人々を殺して楽しむようなガス殺しのけだものと手を組むべきではない」(ツイッター)
ムニューシン米財務長官
「中国と経済チェスを行うつもりはない」
「一帯一路構想に伴う融資に懸念」
ザッカーバーグCEO
外部企業に流出したユーザー情報の中に、自身の個人情報も含まれていたことを認める
谷内・国家安全保障局(NSC)局長
極秘でワシントンを訪問し、9日に就任したボルトン大統領補佐官と会談する見込み
FOMC議事録
「今後数年、財政政策が成長を大きく促進へ」
「貿易戦争は下振れリスクと当局者の大多数が判断」
「見通しは利上げ加速を正当化と多くの当局者が判断」
「漸進的な利上げが適切とほぼ全ての当局者が判断」
「鉄鋼・アルミ関税、単独では成長への大きな影響なし」
「大半の参加者はインフレ2%の目標へ自信を深めた」
「数人の参加者、今後数年の利上げペースは従来より幾分加速する公算が高い」
「ほぼすべての参加者が利上げを支持」
「全参加者は景気見通しは過去数カ月で強まったとの見方で一致」
【為替】
昨日の注目材料は米国CPIやザッカーバーグ議会証言、FOMC議事録などでしたが、まずはトランプ米大統領によるツイッターで幕を開けました。
「ミサイルがやって来る」発言を受け、市場では地政学的リスクの高まりを受けたリスク回避の動きに。
ドル円はロンドンフィキシングへ向け106円65銭まで下落しました。
日本時間午前3時に公表された3月20,21日開催分FOMC議事録によると、メンバーによるインフレ2%達成に対する自信を伺うことができ、進行していたドル安が一服しました。
ドル円は107円06銭まで回復(現在は106円80銭近辺)、ユーロドルは1.2347まで一時下落しました。
【債券】
米債2年物利回り2.305(-0.002)、10年物利回り2.777(-0.024)
利回り格差47(前日49)
期待インフレ率2.119(+0.029)
ISD1.647(+0.048)
シリア情勢を受け金利は低下し、原油価格上昇により期待インフレ率。
この結果を受け、NY金は大幅高となりました。
【株式】
ダウ24,189.45ドル(-218.55)
ナスダック7,069.03(-25.27)
地政学的リスクの高まりを受け、株式市場は反落となりました。
【貴金属】
NY金6月物は前営業日比14.10ドル高の1,360.10ドルにて終了。
今朝は東京金が20円高4,636円、東京白金は3円安3,224円にて終了しています。
SPDR859.99トン(前営業日比変わらず)
GSR81.11(前営業日比+0.01)
買い撤退は一日早かったようですが、一時的とはいえ4,650円レベルを上抜きました。
議事録で上げ一服となりましたが、非常に迷う場面ですね。
【原油】
NY原油5月物は前営業日比1.31ドル高の66.82ドルにて終了。
地政学的リスクの高まりを受け、一時2014年12月以来となる67ドル台まで上昇しました。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本マネーストック
09:30 黒田・日銀総裁講演
10:30 豪住宅ローン約定件数、投資貸付
18:00 ユーロ圏鉱工業生産
21:30 米新規失業保険申請件数、輸入物価指数
30:00 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
今朝の朝日新聞によると、米政府高官は取材に対し「拉致問題について米国は100%、日本とともにある。(米朝首脳会談の)議題として提起することになる」と述べたそうです。
「悪魔の化身」ボルトンさんに日本国民の期待が集まります。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員