期待インフレ率とは予想される将来の物価上昇率のことで、当サイトでは毎朝「債券」コーナーに掲載しています。
これまでに何度か触れましたが、期待インフレ率と金価格には相関性が見られます。
それは実質金利と金価格が逆相関であるためです。
実質金利=名目金利-期待インフレ率
名目金利が下がるか、期待インフレ率が上がることが金価格上昇に繋がります。
最近の期待インフレ率はほとんど動きが止まっており、1.8台での推移が続きました。
今朝米国インフレ連動債10年物利回りが0.48%となり、期待インフレ率が1.92%となりました。
4月28日以来の水準で、久々の1.9台乗せとなりました。
12月6日「【どうしても金は売りたくない?】「1,260ドル」「米国債利回り格差」「期待インフレ率」」にてさらに利回り格差と期待インフレ率に期待と書きました。
残念ながらもう一つの砦「1,260ドル」が破られてしまったためなかなか苦戦していますが、当サイト独自指標「期待インフレ率-利回り格差」が1.35を記録し、直近最高を更新しています。
今晩のFOMCをなんとかしのぎたいですね。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、オプション)、証券一種外務員
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