1949年10月1日、天安門広場にて中華人民共和国の建国式典が行われ、
毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言されました。
これにちなんで、10月1日が「国慶節」と制定されました。
7億人が大移動すると言われ、ここ大阪でも中国からの観光客をよくお見かけします。
国慶節期間中は上海市場もお休みとなっており、少なからずマーケットにも影響は出ています。
東京金はマーケットが開いている時間が上海と重なるため、買い手不在は少々痛いです。
国慶節に伴うお休みは約1週間と長期にわたるため、今年も期間中の値動きが気になります。
当サイトはアノマリーが見つからなければ強引にでも見つける気概ですので、
21世紀入りする前後以降、国慶節中の東京金、白金の動きを確認しましょう。
2016 東京金4,278円(10月3日始値)→4,165円(10月7日終値) 白金3,330円→3,201円
2015 東京金4,321円(10月1日始値)→4,425円(10月7日終値) 白金3,576円→3,666円
2014 東京金4,281円(10月1日始値)→4,207円(10月7日終値) 白金4,643円→4,402円
2013 東京金4,226円(10月1日始値)→4,111円(10月7日終値) 白金4,521円→4,377円
2012 東京金4,452円(10月1日始値)→4,532円(10月5日終値) 白金4,177円→4,362円
2011 東京金4,019円(10月3日始値)→4,098円(10月7日終値) 白金3,828円→3,797円
2010 東京金3,524円(10月1日始値)→3,618円(10月7日終値) 白金4,436円→4,592円
2009 東京金2,884円(10月1日始値)→2,976円(10月7日終値) 白金3,692円→3,808円
2008 東京金2,985円(10月1日始値)→2,833円(10月7日終値) 白金3,462円→3,244円
2007 東京金2,770円(10月1日始値)→2,783円(10月5日終値) 白金5,058円→5,057円
2006 東京金2,316円(10月2日始値)→2,190円(10月6日終値) 白金4,270円→3,997円
2005 東京金1,718円(10月3日始値)→1,730円(10月7日終値) 白金3,312円→3,353円
2004 東京金1,480円(10月1日始値)→1,499円(10月7日終値) 白金2,952円→2,935円
2003 東京金1,375円(10月1日始値)→1,335円(10月7日終値) 白金2,365円→2,412円
2002 東京金1,268円(10月1日始値)→1,285円(10月7日終値) 白金2,101円→2,107円
2001 東京金1,113円(10月1日始値)→1,123円(10月5日終値) 白金1,511円→1,546円
2000 東京金 952円(10月2日始値)→ 941円(10月6日終値) 白金1,820円→1,823円
1999 東京金 976円(10月1日始値)→1,097円(10月5日終値) 白金1,259円→1,287円
赤が多いか青が多いかは別として、ざっと見る限り売り方買い方有利不利はあまりなさそうです。
国慶節期間中はノーベル賞受賞者発表と重なるため、この期間中のニュースはほぼノーベル賞。
それ以外では今年と似たケースだと、2004年は10月10日に衆院解散(郵政解散)となっています。
翌2005年10月10日にはメルケル党首が女性初、東ドイツ出身者初となる首相就任となりました。
こちらも国慶節とは直接関係はないでしょうが、2008年はリーマンショックの年で、
10月8日の日経平均は歴代3番目の下落率(9.38%)となる952円安9,203円となりました(現在は5番目)。
2011年には元AppleのCEOスティーブ・ジョブズ氏の訃報が入ってきます。
今はやりの北朝鮮に関しては2003年の国慶節中に「六カ国枠組み合意」を破棄する一方、
2009年には中朝国交樹立60周年を祝うため温家宝国務院総理が平壌を訪問し、金正日総書記と会談。
バラク・オバマ元米大統領がノーベル平和賞を受賞したのもこの年です。
今年の国慶節も例年同様ノーベル賞受賞者発表と重なるぐらいですが、やはり楽しみ心配なのは、
紳士協定が結ばれているであろう国慶節中にロケットマンがやらかしてしまわないかです。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、オプション)、証券一種外務員
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