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市況
<昨晩発表された主な米経済指標>
・MBA住宅ローン申請指数-7.4%(前回1.4%)
・EIA週間石油在庫統計 原油756.4万バレル減 クッシング地区194.8万バレル減
イエレンFRB議長証言テキスト
「今後数年間で緩やかな追加利上げが必要に」
「経済に対するインフレの反応が重要な不透明性」
「米国の財政政策も不透明性もたらす要因」
「年内にバランスシート縮小を開始する見込み」
「インフレは目標を下回っており、最近は低下傾向も」
議会証言
「労働市場の強さがいずれ賃金を押し上げる」
「インフレ鈍化が続くようであれば、アプローチを調整」
「バランスシート計画は市場の動揺を避けることが目的」
「バランスシートは年内の比較的早い時期に開始」
「インフレ鈍化の一部は一時的要因」
ジョージ・カンザスシティ連銀総裁
「保有資産の縮小の近い将来の開始を支持」
「金融市場は静かだが警戒すべき理由ある」
「低過ぎる金利は金融市場を不均衡にする」
「現在の金利水準は、FRBに次の景気後退に対処するための余力を与えていない」
「バランスシート縮小で資産価格に調整が入る可能性はある」
<為替>
注目のイエレン議長議会証言でしたが、「市場配慮型」といったところでしょうか。
緩やかな利上げに言及し、BS縮小も市場に影響が出ないようにとのことでした。
まさに「ペンキが乾くのを眺めるように」ですね。
テキスト公表後ドル円は113円を割れるなど、ドル安が進行いたしました。
その後はダウが史上最高値を越えてきたため、ドル円も再び113円台を回復いたしました。
<債券>
米国債2年物利回りは1.339、10年物は2.318まで低下して終了。
イエレン議長の慎重姿勢から債券は買われました。
<株式>
ダウは123.07ドル高の21,532.14ドルにて終了し、約1か月ぶりに史上最高値を更新。
ナスダックも1.10%上昇しました。
議会証言から利上げのペースが緩やかになるとの憶測から、株は大幅上昇いたしました。
<貴金属>
NY金8月物は4.40ドル高の1,219.10ドルにて終了。
今朝は東京金が9円安4,434円、東京白金は21円高3,338円にて終了しています。
SPDR832.39トン(前営業日比変わらず) GSR76.74(前営業日比-0.41)
<原油>
NY原油8月物は0.45ドル高の45.49ドルにて終了。
高値は46.48ドルまでありましたが、在庫発表のあとは利食い売りに押されました。
本日の経済指標
10:00 豪消費者インフレ期待
11:00 中国貿易収支(時間未定)
15:00 独消費者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数、生産者物価指数
27:00 米財政収支
9月バランスシート縮小開始の反応を見て、年末もう一度利上げをするかしないかの判断でしょうか。
今日はイエレン議長上院パネルディスカッションに加え、
エバンズ総裁、ブレイナード理事による講演が予定されています。
時間未定ではありますが、中国貿易収支も注目でしょう。
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