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概況
一昨年あたりから中国シャドーバンキング問題が騒がれ、
そのときに必ず出てきたのが「人民元切り下げ」。
昨日中国人民銀行は対ドル中心レートを6.2298元に設定。
1994年以降過去最大の引き下げとなりました。
これを受けアジア・オセアニア通貨が下落し、ドルが上昇。
ドル円は現在125円台での推移となっております。
不動産バブルを抑えつつ落ち込んだ貿易収支の改善のため、
中国当局はついに最後のカードを切ったこととなります。
日本国内ではあまり否定的な報道は見られませんが、
なりふり構わぬ株価対策に続いての人民元切り下げ。
特に最大の貿易赤字国アメリカは米国債売却の件もありますので、
さすがにひと悶着起こりそうです。
ダウは212ドル安と大幅下落にて終了。
ユーロはギリシャと債権団が合意に至ったとの報道から上昇。
隙をついて、欧州通貨が盛り返してきたかたちとなっております。
貴金属
NY金12月物は3.60ドル高の1,107.70ドルにて終了。
現在のところ34銭円安、6.8ドル高で38円高換算でしょうか。
昨日記事「引け値で4,400円を超えるようなら4,470円警戒」
をそのまま実践してくださっていたらうれしいです。
私のお客様で実践した方はほとんどおられませんでしたが。
本日の中国市場ならびに14時半の中国指標を経て、
4,470円届かずで引けた場合は戻り売りでよいと思われます。
本日の経済指標
08:50 日本国内企業物価指数、日銀金融政策決定会合議事要旨
09:30 豪ウェストパック消費者信頼感指数
10:30 豪賃金コスト指数
14:30 中国小売売上高、鉱工業生産など
17:30 英失業者数推移、失業率
18:00 ユーロ圏鉱工業生産
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
23:00 米JOLT労働調査
27:00 米財政収支
子だくさんのひとり言
今回の中心レート引き下げ要因の一つとして「円安」も挙げる中国。
昨日はドル高の流れで円安となりましたが、
リスク回避の動きから円高の可能性の方が強まってきております。
加えて外貨不足が指摘され続けている中国がこのように走ったのは、
経済情勢が実はもっとひどいのではとの懸念も広がっております。
FRBの利上げ後ずれはないでしょう。
中国>ギリシャだったなぁ。
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