予想を下回る雇用統計により調整ドル安か | 浪風谷本

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おはようございます。


概況

先週末発表された米雇用統計は失業率6.2%、


非農業部門雇用者数は20.9万人の増加となりました。


いずれも予想を下回る結果となったことから一転ドル売り。


FOMCやGDPの結果からドル高の流れが続いておりましたが、


過熱していたドル高の流れを冷やすものとなりました。


ドル円は瞬間102円30銭台を記録し、ダウは69ドル安。


米10年債利回りも再び2.5%を割る水準となっております。


雇用統計に関しては20万人を6ヶ月連続でクリアしており、


失業率は0.1ポイント悪化したものの労働参加率上昇のためでしょう。


先日雇用コストが上昇したと書きましたが、


こちらはやや裏切られた結果となったようです。


昨日日曜日には中国非製造業PMIが発表され、


こちらは前回55.0に対し54.2の結果に。


全体的にはなんとも消化不良な内容となってしまいました。


貴金属

NY金12月物は12.00ドル高の1,294.80ドルにて終了。


現在35銭円高、9ドル高で14円高換算でしょうか。


雇用統計を楽観する風潮が強かったので、ある意味ナットク。


NY市場では早期利上げ後退の雰囲気でしたが、


出た内容は悪くはなかったと思われます。


ISMも56.0の予想に対し57.1の結果でしたし、他の指数も悪くはない。


本日雇用統計の結果を受けて買いつきが見られたらよいのですが。


ポジションそのまま様子見でしょうか。


本日の経済指標

08:50  日本マネタリーベース


10:30  豪小売売上高


17:30  ユーロ圏センティックス投資家信頼感、英建設業PMI


18:00  ユーロ圏生産者物価指数


子だくさんのひとり言

先週金曜日終了時、自己玉は売りが増加していました。


雇用統計発表時よりも22時からの出来高が多いのが気になります。


とりあえず本日の売買内容の確認からですかね。


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