おはようございます。
概況
・債権購入は100億ドル減少の250億ドル
・インフレが2%以下で推移する可能性は幾分縮小
・労働市場は著しい経営資源の活用不足が見られる
・量的緩和終了後も相当程度の間、低金利継続
・住宅は緩慢、個人消費はやや上向き
昨晩発表されたFOMC声明の内容ですが、思ったよりはタカ派か。
ただ21時半発表の米GDPが予想3.0%に対して4.0%の結果となり、
この時点からドル高が加速していたためか発表後はドル安。
ドル円は声明発表直後に103円08銭を記録いたしましたが、
現在は102円80銭近辺での推移となっております。
ダウは31.75ドル安の16,880.36ドルにて終了。
こちらは利上げ期待から、利益確定売りに押されたもようです。
これまで発表された経済指標とは裏腹にハト派内容が続きましたが、
FRBの中でもタカ派勢力が巻き返しているような雰囲気です。
これで次回会合(9月16、17日)では、
具体的な出口戦略が議論される可能性が高まってまいりました。
貴金属
NY金12月物は3.60ドル安の1,296.90ドルにて終了。
GDP発表後に瞬間1,300ドルを越えましたが、
これはインフレ懸念によるものと思われます。
結局ドル高が勝りましたが、上も下も限定的な動きにとどまりました。
一番動くと思われた日でしたが、かなり消化不良です。
現在68銭円安、3ドル安で20円高換算でしょうか。
FOMC声明の評価はあらためて今晩のNYでしょうが、
ADP雇用統計が予想を下回ったことはやや懸念材料です。
売りポジションキープで様子見ております。
本日の経済指標
10:30 豪住宅建設許可件数、輸入物価指数など
15:00 独小売売上高指数
16:55 独失業者数、失業率
18:00 ユーロ圏失業率、消費者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数など
22:00 米ミルウォーキー購買部協会景気指数
22:45 米シカゴ購買部協会景気指数
子だくさんのひとり言
出たらしまい的な動きとなってしまいました。
ドル円は103円のストップを狩って終了か。
引け前の動きを見て、少し売りを追加してもよいかも。