おはようございます。
概況
注目のバーナンキ議長議会証言が終わり、市場はややハト派の反応でしょうか。
年内QE縮小が望ましいものの、期限は決まってはいないとのこと。
昨晩日本時間21時に証言内容が先に公開されましたが、
内容だけ見ると先月FOMC後と変わっていないのでタカ派的と思いましたが、
市場は住宅指標の悪さもあってかドル安の反応からスタート。
ただし23時の議会証言、質疑応答を過ぎるとドル高へと動きました。
ダウも18.67ドル高の15,470.52ドルにて終了し、反応は限定的でした。
すなわち昨晩の証言内容からは今後のQE縮小スケジュールは読み取れず、
今後の経済指標、特に雇用次第というスタンスは変わっていないということです。
朝のテレビでは共和党議員の多い下院ですから波乱も予想されたようですが、
景気も改善されたうえにお別れ会ムードであったとのことです。
ただ、議長が何度も言っていたQE縮小と利上げは別ものであるとのメッセージが
なんとか市場には伝わったでしょうから、有意義なものであったでしょう。
大江さんは気合入れてワシントンにまで行っていましたが、肩透かしでしたかね。
貴金属
NY金12月物は13.20ドル安の1,278.80ドルにて終了。
金とドル円だけ見るとタカ派的な動きですので迷います。
よほどNY金が弱いのか、量的緩和の限界を暗示しているのか…。
1,300ドルで売りとしていましたが、微妙に指値が届かず。
下も限定的であったため買戻しもできず。
睡眠時間を犠牲にしましたが、なんにもできませんでした。
来週火曜日、もしくは最悪月末FOMCまで待つしかありませんね。
本日の経済指標
09:00 豪コンファレンスボード景気先行指数
10:30 豪NAB企業信頼感指数
17:00 ユーロ圏経常収支
17:30 英小売売上高指数
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 米フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指標総合指数
子だくさんのひとり言
米国債利回りも微妙に低下しておりますが、うまい舵取りですね。
今晩は上院ですから、もう少し突っ込んだ発言が見られるのでしょうか。