児童扶養手当とは?

 

児童扶養手当は、お金の心配があるひとり親家庭を助けるための支援制度です。この手当は、親が離婚したり、亡くなったりした家庭に支給されます。

 

 

 

  誰がもらえるの?

 

この手当は、0歳から18歳までの子どもを育てている母親や父親、時には祖父母などの養育者も対象になります。支給を受けるための条件は以下の通りです:

  • 父母が離婚している
  • 父母のどちらかが亡くなっている
  • 父母のどちらかが行方不明
  • 父母のどちらかが障害を持っている
  • 父母のどちらかが子どもを1年以上面倒見ていない(遺棄)
  • 父母のどちらかがDV保護命令を受けている
  • 父母のどちらかが1年以上刑務所にいる
  • 結婚していない状態で生まれた子ども
  • 両親がはっきりしない子ども(棄児など)

 

  「遺棄」って何?

 

以前は、「遺棄」と認められるのは、アルコール依存やギャンブル依存、DVから逃れている場合など限られていました。

つまり、たとえ離婚調停や離婚訴訟中でも、普通は「遺棄」とは見なされませんでした。

 

 

  2022年の大きな変更

 

2022年3月に厚生労働省が基準を見直しました。

離婚調停中や離婚訴訟中でも、配偶者からの仕送りや連絡がない場合は「遺棄」とみなすようになりました。これは、子どもを育てるのにお金が必要な親にとって、大きな助けとなります。

 

 

 

  もらえるかも?相談してみよう

 

離婚がまだ成立していなくても、この手当をもらえるかもしれません。

ひとり親家庭の方は、一度、市役所や町役場で相談してみてください。経済的な支援が受けられる可能性があります。