土地を賃貸する際には、トラブルを避けるためにも、賃貸借契約書の内容を慎重に検討し、正確に記載することが重要です。
以下では、土地の賃貸借契約書を作成する際に特に注意すべきポイントを解説します。
下記の7つがトラブルになりやすい箇所とも言えます。
1. 契約の当事者を明確にする!
契約書には、賃貸人(土地の所有者)と賃借人(土地を借りる人)の氏名または名称、住所を正確に記載します。法人の場合は、その代表者の氏名も記載する必要があります。
忘れがちですが、連絡先も必ず書いてください。
当事者をハッキリさせることで、次世代に相続が発生したときにも、誰に権利を請求するかが、明確になります。
2. 土地の詳細を具体的に記載する!
賃貸する土地の所在地、地番、面積などを正確に記載します。可能であれば、土地の境界を示す測量図面等を契約書に添付すると、後々のトラブルを防ぐことができます。
3. 賃貸期間を明記する!
賃貸借契約の期間を明確に定め、契約書に記載します。契約期間の終了に伴う契約の更新や終了に関する条件も合わせて定めておく必要があります。
4. 賃料の額と支払い条件を明記する!
賃料の金額、支払いの時期や方法(振込、現金払い等)、支払いの場所を契約書に記載します。賃料の改定に関する条項を設ける場合は、その条件や方法も具体的に定めます。ここが一番重要です!
不明な点が無いように作成しましょう!
5. 使用目的についての取り決め!
土地の使用目的を明確にし、賃借人が土地を使用できる範囲を契約書に記載します。特定の用途に限定する場合や、特定の用途を禁止する場合は、その旨を明記することが重要です。
6. 解約する条件を明確にする!
契約の解約条件、解約時の通知期間、解約に伴う違約金や損害賠償に関する取り決めを契約書に記載します。また、自然災害など不可抗力による契約の解除条件についても定めておくと良いでしょう。
7. その他の条項
改良物に関する取り決め: 賃借人による土地の改良(建物の建築など)について、その許可条件や改良物の帰属に関する条項を設けることがあります。
維持管理の責任: 土地及びその上の設備の維持管理に関する責任分担を明記します。
土地の賃貸借契約書を作成する際は、上記のポイントに注意し、双方の権利と義務が明確になるように心がけましょう。
適切な契約書の作成は、将来的なトラブルを防ぎ、円滑な賃貸関係を築くための第一歩ですね!