妄想編です。
お暇なときにどうぞ。
俺は結婚を決めた。
もともとは北の大地のチームに入団したことに
関係がある。
まだ、あまり有名ではなかったN坂。
その中に、北海道出身のメンバーがいた。
彼女、NHは家計を支えるために
進学を断念してグループ入りしたとか。
プロ野球にはそういう奴が多く
そんな話を聞くとグッとくる。
彼女の美貌もあって一気にファンになった。
それからN坂の曲は
俺には欠かせなくなった。
「いつかできるから今日できる」を
聞いて練習に取り組む姿勢が変わった。
メジャーに移籍した後
「今話したい誰かがいる」は
孤独な生活を癒してくれた。
メジャーに行ってから
帰国した時、
元の球団のパーティーに参加した。
そこには、きつねダンスのメンバーもいた。
そして臨時に参加したN坂のSKも。
俺がNHのファンだったというと話が合った。
チアに参加するくらいだから
彼女も野球に詳しい。
やがて、N坂の野球部と飲み会をしようという話になった。
未成年もいるので
実際にはアルコール抜きだったが。
次のシーズンオフ。
この計画が実現した。
参加したのは、
後に侍ジャパンの壮行試合で
始球式を務めたSK。
所沢のチームの熱狂的なファン、HM。
地元千葉のチームを応援するYS。
大リーグの事情に詳しいW大のHK。
そして、野球に特段、通じているわけではないが
アメリカからの帰国子女YK（冒頭の写真）。
それにプロ野球選手と結婚した卒業生のME。
もちろん、その旦那さんも来た。
パーティーは盛り上がった。
何といっても俺が
N坂の事情に詳しいから
どんどん話題が出てくる。
でも、結局特に話が合ったのは
帰国子女のYKとメジャー通のHKだった。
その後も、２人とはネットを通じて
やり取りが続いた。
グループでの活動にとても熱心なHKと違い
選抜には選ばれないと覚悟していたYKは
俺の苦労話を熱心に聞いてくれた。
クイズ番組でも活躍する彼女の知性にも惹かれた。
アイドルが異性と交際するのは禁じられている。
メール交換も本来駄目だろう。
それでも俺はYKに告白した。
そして昨年夏。
YKは在学していたK大を休学し、
グループも卒業。
海を渡ってきた。
俺たちは婚約したのだった。
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完全な妄想です。
実在する人物とは関係ありません。