エコライフって?

昨今のように日本列島のいたるところに甚大な爪あとを残す激甚災害を目の当たりにしては、もはやこの原因だと意識しない人は居ないと思う。そのため、人々は皆エコライフに関心を抱いていると思うのだが。このエコライフ、いざ実践しようと試みるのだが、本当にエコなのかと自問自答してしまうことがままあるのだ。一昔前には、たんにごみを減らす努力ぐらいでもエコライフだと単純に信じていられたのだが、昨今はエコライフだと自分では信じていても、それは本当の意味でエコではないこともありうるのだ。

素朴な疑問

買い物に出かける時は必ず袋を用意し、レジ袋は断る、と政府は要請する、だが。実際には、レジ袋を断り、帰路につくその足で、百均ショップに立ち寄り、ごみ袋を大量に買い込む経験は多くの人々が思い当たるだろう;

一見しただけではレジ袋とゴミ袋と見分けがつかぬほどなのだが、果たして一方は環境に優しい素材を用いたもので、もう一方はプラスチックごみとして環境破壊の原因となる素材なのだろうか?

又、日常的に経験する素朴な疑問

 

長年、愛用してきた家電製品が故障した。まずはねじ回しを用い、分解してみる。故障箇所が手におえる程度なら、自分で解決するし、無理なら近所の修理やに持ち込む。この

修理やはどのような品物であっても、快く引き受け、見事に修理してくれたものだ。ところが、最近になって気がつくと、巷からこの修理やが消えてしまっているのだ。そこで仕方なく、近所の電気やに修理をたのむのだが、電気やは修理するより新品を買った方が得だと主張する。確かに新製品は省エネ設計を売り文句にしているからには、電気代がお得かもしれないが、その代わりに粗大ごみを増やす結果になる。その上、メーカは次から次へと新製品を作り出し、顧客に買わせようと必死なのだ。こうした新製品は顧客のニーズを先取りしたような機能を備え、その分、値段も高額になる。消費者はこうしたメーカ側の巧みな戦略に踊らされ、高額にもかかわらず、新製品を買い求める。実は、高額であるために搭載されている様々な機能も実際はほとんど使用することも無いようなお飾りの機能であり、その上、修理もできず、商品の耐久年数も短くなるような素材や設計を用いているのだ。

私見だが、このような消費サイクルはエコライフとは間逆なライフスタイルだと考えるのだが、冷静にこのような世の中の動きの裏事情を推測すると、政府側の思惑が透けてみえてくるようなのだ。

政府側の悲願である経済をまわすためには、消費者による活発な消費行動が必要なのだ。つまりエコライフを実践するより消費というエコとは間逆な行動が求められているのだろう。

エコノミィとエコロジーは両立しない、誰もが承知している学説をここで実際に再確認した自分だった。