あれよあれよという間に、アニメ放送開始まで2週間を切りました。
まさかの2クール、一条の浪川さん続投、まさやんの大塚明夫さん起用などの他、
OPをゲスの極み乙女。、EDを竹原ピストルさん、両紅白経験者が担当されるなど、気合の入れようが半端ではありません。
個人的な一番の注目ポイントは、ナレーションの川平慈英さんがトネガワの世界観にどのように効いてくるのか。
それほど声優、ナレーションを務めている印象がないので、想像が付かないだけに楽しみです。
チーム利根川の声優陣による座談会も公開されましたね。
※月刊ヤングマガジン№2(2018/02/04号)より
個人的には紙で読む方が好きなのですが、アプリでは無料連載。
出費が抑えられるので言う事無しです。
また、本来であれば今回は45話目ですが、アプリでの表示は49話。
これは、過去に4度あった週刊ヤングマガジンへの出張回も正式な話数にカウントされているためですね。
単行本では既にこちらのカウント方法だったので、移籍に伴って統一されたことになります。
以下49話感想。
今回のミッションは、帝愛ファイナンスをPRするTVコマーシャルの企画作り。
会長から直々の命ともあり、より斬新な切り口が求められますね。
当然、チーム全員で意見を出し合いたいのですが…ここのところ津久井が欠勤続き。
というのも、以前の鉄骨渡り企画での失態を引きずったようで、勤務中にコンビニに行くと言ったきり1週間以上戻ってきていません(-_-;)
完璧主義で自分を追い詰めてしまう性格でしたから、完全に意欲が切れてしまったのかな。しかし派遣社員とはいえ無断欠勤、バックレては社会人が務まらないよ…。
よって事実上の戦力外、今回からは補充メンバーが加入することとなりました。
利根川が呼びつけたのは…!
解雇されてからマルチ、エビロール、Twitter騒動・・・紆余曲折を経ましたが、ついに37話ぶりのチーム復帰!(^^)
以前、海老谷は罰として設けられたTwitterのフォロワー10万人獲得の任務をクリアしましたが、それは炎上によるもの。
利根川も処遇に困っている節がありましたが、一度は帝愛を貶めようとした海老谷をついに復帰させるとは…
本当に利根川は情に厚いな。
海老谷の熱意はチームトップでしたから、心を入れ換えたのであれば強力な補強になりますね。
入れ換えてなかった…(;´д`)
全く何も変わっちゃいねえ…!w
実直なだけの塩らしい海老谷は見たくないので、むしろ安心したけどね。
つまり本当の補充メンバーは、これまでに雑用を担当していた東さん。
海老谷が雑用に回ることで入れ替わりで昇格した形ですね。
縁の下の力持ちぶりが評価されたようですが、そろそろ本名で呼んであげてほしいな(;^_^A
しかし海老谷としては正規メンバーに戻れると意気込んでいただけに、この配置はショックだった様子。
利根川としても復帰初日で塞ぎこまれては困ります。
1つだけなら聞いてやるとチャンスを与えますが、
前提として、金融会社は何を差し置いても利用者に安心安全というクリーンさを伝えるのが第一。
舞い上がりかねない海老谷に、予め釘を刺しましたが…
もはや親の顔より見たドヤ顔には貫禄を感じますね(^∀^;)
海老谷を除けば順調に会議は進み、数日後には演出の絵コンテ案が完成…!
さっそく利根川は承認を頂くため、首を長くしている会長のもとへ向かいました。
注目のCM内容は…
新しい靴…差し出す…
帝愛の男…!
そして女が満面の笑みで駆け出したところで、帝愛ファイナンスを伝えるナレーションが入って終了。
ベタではありますが、クリーンかつ顧客に紳士な印象が残ります。
清潔感を重視した仕上がりですね。
良くも悪くも無難でしたが…会長はすぐさま杖を振り上げ、利根川を制裁!(@_@)
帝愛のターゲット層をまるで分かっていないと大激怒しました。
会長によると金融会社にすがる消費者など、短絡的で考えの浅い連中ばかり。
企業のクリーンさには気を回さないのです…!
ただ犬猫に声をアテレコしただけの…
くだらんCMが…!
おお…!孫◯義に喧嘩を売るとは、さすが会長!w
散々な偏見ですけど、現代における消費者の本質を突いているのかもしれない。
そしてスポンサーに付くのもニュース番組の予定でしたが、
深夜アニメへの一社提供が決定!
何でしょうね、ニュース報道で見られる
容疑者の自宅には漫画アニメの関連グッズが多数あり…のようなこじつけのレッテル張りにも近いですが、実際のところ傾向としては間違っていないでしょうね。
その妙な説得力にも押され、利根川は大幅に路線を方向修正。
会長の熱意を無駄にはできまいと、自ら現場で陣頭指揮を執ります!
ナニコレェ!?(;o;)
地球から発射されたレインボーの猫が惑星帝愛へ向かっている…のか?
全くストーリーが見えないよ…w
たまにあざとさが極まって意味不明なだけのCMを見かけますけど、まさにこれは典型じゃないのか…。
何が流行るかは企画段階で分かるものではありませんし、このカオスぶりが深夜アニメのテンションにハマらないとも限りませんけどね・・・。
そして迎えた、初放映日。
利根川は会長とともにリアルタイムで見守ります。
アニメOP、帝愛の提供を伝えるナレーションが終わり…
ついにCM突入!
Here we go!
海 老 谷 案 採 用
あれだけ苦心して一から修正したのに・・・
結局差し替えられたのか(;'∀')
いやあ・・・これはイタイでしょう。
特に、撮影時の演者の心境を思うと申し訳ない気持ちになる。
今読んでいて笑えたのは海老谷の伏線を知っているからであって、初見なら意味不明すぎてポカン( ゚д゚)ですよ・・・w
画作り的にも時代錯誤感ありますし、個人的には最初の無難な案か、明確にネタに走った猫ロケット案の方が良かったと思う。
というか、この英文の意味は何ですか・・・?
私は漁師になるから、決心させてくれませんか?
・・・???
英検準2級の英語力では分からない( ;∀;)
もっと真面目に勉強します・・・
あるいは洋楽の歌詞なのかも分かりませんが、どう解釈しても金融会社の趣旨には合わないな。
うーん・・・タケモトピアノ的に一周回ったシュールの極致という見方はできるかも・・・?
いや、無理だな。
世間的にもブラック企業のイメージは定着しているはずですから、私なら遂に迷走したか・・・と思うだけ。
※追記
今回のネタは昔の武富士のCMのパロディだったようです。
コメントにてご指摘を頂き、さっそく動画サイトで確認したところ…まさにそのままですね(^∀^;)
倒産のニュースはうっすらと記憶にありますが、このCMについては正直見覚えがありませんでした…。どのみち無知ですみません。
ちなみに武富士のCMはSyncronized Loveという歌らしく、歌い出しも
Let's go.
Won't you take my hand
For I will be your man
と、ほぼ一致していました。
同業企業ですし、パクリはパクリで問題なのでは…とも思えますが、会長が満足でさえいればそれだけで帝愛は安泰。
ですから利根川としては無事成功のうちに終わったと捉えていいね。
ちなみに会長は海老谷案を知らないので、内容が被ったのは偶然。
つまり・・・海老谷の感性は会長に通ずるものがあるのかもしれないな(;^_^A
良くも悪くも、言動の全てが常人の計りを超えているところは共通していますから、やはり海老谷は大物の器です。
今回は復帰しただけでしたから、正式メンバーに昇格した東さんとともに活躍が期待されますね。
次に50話感想・・・ですが、こちらは軽めに。
この日、帝愛の一室はまさに吹き溜まりと化していました。
集められたのは、既に地下行きが決定している多重債務者たち。
一人ずつ通された部屋には、会長と利根川が待ち構えています。
悪魔的事業融資相談会!
んん・・・?
この風景、どこか既視感がありますね・・・。
持ち寄った事業計画を3分間プレゼンし、二人に見込みがあると思われればその時点で地下行きは免除。
場合によっては即融資という理外の救済措置なのです・・・!
・・・が、そんな甘い相談会を会長が主催するはずもなく、
やっぱりマネーの虎じゃねえかコレぇ!ヽ(;´ω`)ノ
ノーマネーで「フィニッシュ」ではないのでボカシてますけど、中々コアなネタを突いてきますね。
私は世代ではありませんが、以前YouTubeで視聴してハマりました。ちなみに社長では堀之内さんと貞廣さんが好きです。
とどのつまり、これは会長が醜く足掻くクズたちを嘲笑うための余興にすぎません。
その後も中華のファストフードを展開したい・・・というマネ虎本編でもいた(気がする)志願者から、帝愛のマスコットキャラクターを考案したという者まで、多種多様なアイデアを引っさげた債務者がプレゼンを行いました。
しかし、所詮は付け焼き刃の素人考え。
会長が興味を示すはずもなく、その愉悦の表情に見届けられながら地下へ送られて行きました。
そして最後の一人は、負債額1500万円の相田さとし。
手ぶらでランニングに短パンという身なりですが、その態度は自信に満ちていました。
というのも、彼がプレゼンしたい商品は自分自身。
芸人志望とのことで、3分間のギャグを見て笑いのセンスに投資して欲しいようです。
え・・・1500万円の価値があるギャグ?
ミーンミンミン
ミーンミンミン・・・
神降臨!
・・・( ´_ゝ`)
ツマンネ。
イロモネアのサクラ審査員になった気分。
相田はノリノリで続けるものの、その後のギャグもいわゆる裏笑いや滑り芸の域にすら及ばない、ただただセンスの欠けているものばかり。
つまり、相田は己の現状が分かっていないばかりか、それに対する焦りも絶望もないタイプ。会長の最も嫌う正真正銘のバカでした。
会長は嘲笑う気も起きず、噴火寸前。
かたや利根川は・・・
そう、あろうことか・・・
利根川は相田のギャグがドツボ・・・!
しかし怒る会長の横で笑ってはアウツ。
必死にこらえ続けますが・・・
永遠にも思える10秒3分・・・!
醒めない悪夢・・・!
バカッ・・・! なんの涙だ・・・!
いやまさかの焼き土下座のパロディだったのかw
しかも一貫してカイジ目線(^▽^;)
他キャラのネタを利根川に引用するのは新しいパターンですね。
カイジ本編での利根川本人のネタは尽き始めていますから、可能性を広げる上手い手法だと思います。
落涙しつつも、利根川は何とかこの生き地獄を耐えきりました。
石和よ・・・w
ズレ者同士、感性が共鳴してしまったか。
一度だけコラボの読み切りはありましたが、トネガワに班長グループの登場は初めてですね。
ただ、相田のギャグはつまらないのが狙いとはいえ、ガチ滑りしているので読んでいて若干不快感すら感じた。
逆に言えば、アニメによる映像化で大きく化ける回の候補かもしれませんね。