1日外出録ハンチョウ 第23話『年越』感想 ~ゆく年、くる年~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

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年越し蕎麦を啜りながら書いています。
2017年ラスト感想は・・・やはりこのエピソード。
 
舞台はまさに今日・・・12/31、大晦日。
地下でもこの日ばかりは、作業も早上がり。年の瀬をゆっくり過ごすことは許されていました。

 

列を組んで引き上げる住人達ですが、ここでも小さな報労が。

いつもはワンプッシュのボディソープが、今日だけは2回!

 

モコモコ・・・ではなく モコモコモコモコ・・・・・・

当然泡立ちも倍。

 

普段の待遇が劣悪なだけに、微かな配慮が嬉しいようです。

 

しかし、班長は地下生活のプロ。

裏ルールも把握しています。

羊の如きモコモコ・・・!(^◇^;)
ここぞとばかりにネタにしてきますねw
 
さらに・・・この日は現場も解放され、各々が好きな場所での飲食が可能。
消灯時間も25時、多少の器物破損も不問など、酔い祝い明かすことが許されている状況。
 
まさに特例のオンパレード!
ガス抜きにすぎない・・・!
 
しかし黒崎さんの悪魔的な嗤い顔は珍しいな。

 

それでも貴重な羽を伸ばせる機会には違いありませんから、裏の事情はどうあれ嬉しいよね。

 

 

そして・・・この特例日には財布のヒモも緩みます。

班長がこの機を逃すはずもなく、セールでペリカをさらいに掛かります。

 

3万ペリカ以上でおもち付き、浮付いたムードも相まって大繁盛!

 

さらに、食堂でも行列が出来ていました。

おお・・・多くの仲間と共に温かい蕎麦で年越し・・・
地下の亡者に対して、帝愛もなかなか粋な事をしますね。
 
単純労働の繰り返しである地下は年月の流れが平坦ですから、年末感に浸れるのは素晴らしい配慮だと思う(^∇^)
 
 
元々週1で休日は設けられていましたが、会長の誕生日を祝ってカレーが振る舞われたり、小田切によって映画も見られたり、狭く堅苦しいだけに思えた地下生活がハンチョウの連載によって大きく良化した印象です。

 

しかもこの蕎麦、つゆも関東風・関西風を選択でき、薬味のネギも乗せ放題・・・!

だからって調子に乗るなよ・・・w(  ゚ ▽ ゚ ;)
 
これは越えていいラインなのか・・・?
石和は容赦ないな(^_^;)
地下では損をしない性格かもね。

 

地下の食にうるさい班長ですが、この蕎麦だけは別。

チーム利根川しかり、ハンチョウでは宮本もしかり、黒服一人ひとりの個性が描かれているのが楽しいですね。

 

普段の食事からはレベルの違う一品に・・・班長以下、一同大好評!

 

地下こそお世辞もありえない、素直な評価が得られる場。
そこで好評を得たのはいっそう嬉しい事でしょうね。控えめなガッツポーズが似合います。
 
その後は黒服の音読による「ゆく年くる年」もあり、順調に年越しの空気が高まっていきます。

 

そしてついに・・・この時が。

黒服の号令と共に、カウントダウン開始!

まさか地下の年越しがこれほど爽快なものだとは!
黒服も一緒に大盛り上がり・・・!
この日は帝愛監視下でのおふざけも無礼講かな。
 
石和もこの行為も当然、セー・・・

・・ウト!

これはアウトか・・・!(^o^;)

 

 

2018年も波乱必至、それを予言しているようですね。

しかし・・・思い通りに行かないからこそ面白い。

 

私も2018年・・・来年はマイペース且つアクティブに、多方面で挑戦する一年としたい。

思い通りとならない事も、貴重な経験として人生に刻む一年としたいです。

 

そして・・・その来年、2018年が、ちょうど書いているこの瞬間、今年となりました。

 

今日を頑張った者にのみ明日が訪れる・・・今年を頑張った者にのみ来年が訪れる。今年を頑張ります・・・!(⌒▽⌒)

 

・週刊ヤングマガジン№4・5合併号(1/13・15日号)より。