仮に事実だとしても、坂崎はカイジの勝利を望んでいたわけでもありません。
その泡銭を恩着せがましく持ってくるなど、何か裏があると思うのも仕方ないところ。
ただ・・・渡された300万円が放棄された金だとすると、その結果膨れ上がった金もカイジの自由。
つまり完全なカイジの所有物であるなら、坂崎が外ウマに乗っていた状態と考えるのもカイジの自由。
カイジは独り言のように呟くと、自分にはビッグマネーを渡す権利があり、坂崎にも受けとる権利があるとしました。
んん・・・?意味がよく分からないのは何故だ。
こうして文章に起こしても上手くまとめられない(・・;)
ただ・・・それもそのはず、カイジが目をギラつかせながら独自の理論を展開させる様は、どこか異様でした。
坂崎としてはただ後腐れなく縁を切りたいだけ。
義理立ての金や感謝など要らないのですが、今のカイジにはその意図が通用しません。
この目は何度か・・見覚えがあるな。
ワン・ポーカー編の104話、開戦直前。
そして147話、全ての理論と流れが和也のA出しを示している状況で、偶然にも2を引き入れた時でもありました。
カイジは勝利こそが坂崎の待ち望んでいたこと、つまり英雄となって帰還したと信じ込んでいるのか。
意気揚々と・・・大勝を宣言!
オレに託してくれた300万
あれが・・・なんと
昨夜の勝負で・・・800倍!
この期に及んで「オレに託してくれた」と話している時点でだいぶヤバいですが、24億獲りはカイジの成しえた最強の事実。
誇るのは当然ですね。
さすがの坂崎もこのパワーワードには驚きを隠せません。
が・・・あまりに現実離れした金額。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171225/14/fake-or-bluff/c9/9d/j/o0960090214098033528.jpg?caw=800)
前提として干渉されたくない事は明白なのですから、拒まれても多くを語らず引き揚げることが、今回の場合の筋の通し方じゃないかな。
ただ・・・カイジは再び居候する気はありませんから、その誤解は解いた上で、両者にとって後腐れない別離を望みます。
このまま坂崎に侮蔑されたまま別れるのは辛いですし、カイジがジャンキーに墜ちた事を認めたからこそ、坂崎には最後の情けで金を受け取ってほしいな。
・・・なかなか辛いね・・・。
・週刊ヤングマガジン№4・5合併号(2018/01/13・15号)より
※ワン・ポーカー編最終巻は1/5、
24億脱出編1巻は2/6発売です。
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