Twitterで社畜あるある川柳、または該当漫画作品の感想を投稿することで、来年正月に抽選で100名に利根川からの激励年賀状が届きます。
社畜川柳はちょっと難しいので、無難にトネガワの感想を送ろうかな。
「よしふみとからあげ」もヤンマガ誌上で読んでいたので書けないことはありませんけど。
この日・・・東京駅にいた利根川は、朝から上機嫌でした。
というのも、今回は京都への出張。
しかも大阪や博多への出張回でも見られたように、利根川は大の観光好き。
今回出席する会議も夜7時からなので、早朝インからの京都観光を予定していたのです。
約束の8時まであと15分。
余裕を持って八重洲改札に到着した利根川は、付き添いに指名した中田を待ちます・・・。
が、中田は5分前になっても一向に現れず、LINEを送っても既読すら付きません。
ちなみに利根川はLINEもSMSも「メール」と言っていますが、大分使いこなせるようになったとはいえ、まだ頭では慣れ切っていないのでしょうか。
相変わらずさり気ない小ネタも利根川らしいと言いますか、細かい性格描写が上手いですね。
遂には約束の8時を迎えますが、中田が姿を見せる気配なし。
すぐさま詫びの返信を送り出発しましたが、新幹線のチケットは中田持ち。
利根川は先に行くことも出来ず、ただただ待つだけの時間が流れます・・・。
突然することが無くなるのは・・・辛いよね。
私もつい2週間前に、免許更新会場へ向かうための電車が遅延し、すんでのところで2時間に1本しかない直通バスを逃しました。
朝に一人、駅周辺をうろつくのは寂しいもので。結局はショックと苛立ちの中、大人しくスマホで時間を潰しましたよ・・・。
自分には非が無いわけですから・・・この利根川の気持ちはよく分かる。
そして30分後、
思えば中田の返信も、妙に焦った絵文字を使って無駄なパフォーマンス感がありました。
しかも謝罪は↑の「すみません」だけ。
一方的な失態ですし、ここは相手の気持ちを汲んで誠意のある謝罪が求められるところ。何となくで流しちゃ駄目だよね。
そして二人は自由席へ乗り込みますが・・・
だから当然の配慮にも気が向かないという、真面目な性格ゆえの悪循環でしょうね。
何だか知らない内に自分もしていそうで・・・あまり他人事とは思えないな( ゚∀゚; )
二人には重苦しい空気が流れますが、すると窓外にその富士山が見えてきました。
中田は無礼に気付き、席を譲ろうと考えますが・・・今さら提案するのも上からのようで余計に失礼。
悩んだ結果、少しでも見えるようにと席を倒すことにしました。
なるほど。
その葛藤を知ったうえで見れば分かりますけど、
はい裏目イ~!(^◇^;)
やはりコミュニケーションは必要ですね。
既にマイナススタートなのですから、更なる誤解だけは防ぎに行くべきだったな。
やはりトネガワでのぞみは鬼門ですよ・・・w
通りかかった車内販売で利根川は朝食を摂りますが、中田は済ませてきたから、と断りました。
・・・つまり遅刻したくせに、朝食はしっかり食ってきたのか。
しばらくして利根川が呆れかえったのと同時に、中田もそれに気付きます。
なかなか誤解が解けずに気を揉む中田でしたが・・・いつの間にか横の利根川は寝てしまいました。
仕方ない・・・切り替えて京都で挽回するしかない、と中田も眠っておくことに。
ご尤もだね。
寝坊以外の行動はおかしいとは思わないですが・・・これも当然裏目ってしまうわけで。
イライラのあまり眠れなかった利根川が目を開けると、
側にはアイマスクと耳栓を付けてふてぶてしく寛ぐ姿が・・・!w
中田も怒りの気配を察したようで、
しかもこんな状態ですし、いきなり謝るのもおかしいですよね。
とはいえ利根川が現在進行形で怒りの目を向けているのは確実。
無言のプレッシャーに血迷ったのか、中田が絞り出した答えは・・・!
まず客観視してみようよ・・・単なるヤベエ奴だぞ・・・w
果たして一か八か、
中田の想いは利根川に届くのか・・・!?
が・・・
この時 利根川・・・
ベタなオチですが、それまでのジャブが効いていましたね。
ネタ構成も一貫性があって、綺麗に右肩上がりだった。
利根川が聞いていたとしても許される流れには見えませんが、中田の「のぞみ」は空しく通過したのでした・・・。
やはり、変な小細工でごまかすようなやり方がそもそも間違い。
見苦しさは受け入れて、面と向かって誠実に謝罪するのが一番、ってことですね。
ちょっとしたビジネスの教訓と、中田の天然よりも一歩進んだ不運キャラ、そして安定したギャグ。
各要素がバランスのいい、非常にまとまった良回でした・・・!