賭博堕天録カイジ ワンポーカー編・第243話『表明』感想 ~まったくもってf××k!~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

カイジ・アカギ・トネガワ等
福本伸行先生の漫画作品
について意見するブログ。
熱い三流を目指します!

○=提出カード
カイジ/和也 LIFE(2・10) 1ライフ=2億円 []=隠しBOXカード
1回戦
D・D U・U
2○・4 A○・A 1勝/0勝 LIFE(3・9)
Bet1→コール
2回戦
D・D U・D
2・4○ A・3○ 2勝/0勝 LIFE(4・8)
Bet1→コール
3回戦
U・D U・D
Q・2○ A○・6 3勝/0勝 LIFE(5・7)
Bet1→コール
4回戦
U・D U・D
Q・6○ 9○・6 4勝/0勝 LIFE(6・6)
Bet1→カイジBet2→和也ドロップ
5回戦
U・U D・D
K・Q○ 6○・3 5勝/0勝 LIFE(7・5)
Bet1→カイジBet2→和也ドロップ
6回戦
U・D D・D
K・6○ 3○・3 5勝/1勝 LIFE(5・7)
Bet1→カイジBet2→和也Bet3→カイジドロップ
7回戦
U・D U・D
K○・7 9・3○ 6勝/1勝 LIFE(6・6)
Bet1→コール
8回戦
D・D U・D
7○・5 9・3○ 6勝/2勝 LIFE(5・7)
Bet1→和也Bet2→カイジドロップ
9回戦
D・D U・U
5・4○ J・9○ 6勝/3勝 LIFE(4・8)
Bet1→コール
10回戦
D・D U・U
7・5○ Q・J○ 6勝/4勝 LIFE(3・9)
Bet1→コール
11回戦
U・D U・U
K・7○ Q○・A 6勝/5勝 LIFE(2・10)
Bet1→コール
12回戦
U・U U・U

KK○ A○・A 6勝/6勝 LIFE(0・12)
Bet1→カイジコール→和也Bet2→カイジコール

~~~赤ライフ登場・生死を賭けた闘いへ~~~
13回戦 LIFE(1・12)
U・D U・D
K○2 A○・6 6勝/7勝 LIFE(0・12+1
Bet1(カイジ)→自動的にコール
~~~チャンマリの赤ライフ2つを追加~~~
14回戦 LIFE(212+1
U・D D・D
82○ 7・6○ 7勝/7勝 LIFE(3・12)
Bet1()→カイジBet2→和也ドロップ
15回戦
U・D U・D
87○ J7○ 7勝/1分/7勝 LIFE(3・12)
Bet1()→コール
16回戦
U・U U・D
J○・8 J○・4 7勝/2分/7勝 LIFE(3・12)
Bet1()→コール
17回戦
U・U D・D
Q・8○ 5・4○ 8勝/2分/7勝 LIFE(1+3・11)
Bet1()→コール
18回戦
U・U D・D
Q○・9or8 5・3○ 9勝/2分/7勝 LIFE(2+3・10)
Bet1→コール
19回戦
U・U U・D
9○・9or8 Q・5○ 10勝/2分/7勝 LIFE(3+3・9)
Bet1→コール
20回戦
U・U U・U
9・8○ Q○・9 11勝/2分/7勝 LIFE(5+3・7)
Bet1→カイジBet2→和也コール→カイジBet4(3+1)→和也ドロップ

21回戦

U・U U・U
K○・9 Q○・9 12勝/2分/7勝 LIFE(6+3・6)

Bet1→カイジBet2→和也ドロップ

22回戦

U・U U・U
J○・9 9○・8 13勝/2分/7勝 LIFE(7+3・5)

Bet1→カイジBet2→和也ドロップ

~~~チャンマリ後退~~~

23回戦

U・D U・D
9○・3 A○・5 13勝/2分/8勝 LIFE(5+3・7)

[未発見] [A・A・8]

Bet1→カイジコール→和也Bet2→カイジコール→和也Bet3→カイジドロップ

~~~カイジ・隠しBOX発見~~~

24回戦

U・D U・D
A・3 A・5

[A・A・8] [A・8・4]

Bet1→カイジBet2→和也Bet3→カイジコール→和也Bet4→カイジコール→和也Bet5→カイジコール→和也Bet6→カイジコール(5+1)→和也Bet7→カイジBet8(5+3)→

 

【24回戦の流れ】

23回戦・204話・和也がカードを左手で提出(8と隠しボックスのAを交換)

24回戦・214話・和也の左手出し&考えづらいA降臨という違和感から、カイジがイカサマを確信

215話・テーブル横に・穴を発見、和也のマニキュアを疑う

216話・穴に和也から渡されていた爪楊枝を差し込み、隠しボックス(A3枚)を発見

217話・カイジからは見えない和也の手元のライトの点灯によって、カイジが隠しボックスを発見したことに和也が気付く

218話・カイジが8と隠しボックスのAを交換

219話・カイジが8とAを交換したことで、和也の手元のライトが消灯。それによって和也はカイジにAが渡ったことを知る。

和也が24回戦のカード配布直後に2度目のカード交換(Aと4)をしていたことが判明。

カイジがテーブル側面に∴穴を発見。再び爪楊枝を手に取る(差し込んだかは不明)

220話・和也の爪に∴穴と対応する凸凹があることが判明

以降レイズ合戦

 

前回、カイジは和也の心中で燻ぶる、友情・友愛の欲望に言及。

自分と同類の弱者であると見抜き、ドロップによる生き残りを勧めました。

しかし、和也は心中を見透かされた屈辱から、半ば意地でブラフだと決めつけ固辞。

カイジは最終手段として、一か八か互いのカードを言う・・・と宣言したのでした。

 

あまりに荒唐無稽な提案に、チャンマリも含めて呆気に取られる一同。

和也は、そもそもこの状況では仮に当たっていようが認めない・・・と抗いますが、カイジは構うことなく行動を開始します。

 

おまえのカードは

そして小さな声だがしっかりと
和也に届く声で
言った!
 
さらに、カイジは同様の方法で自分のカードも公言。
 
唐突な告白を受け、驚愕の表情でみるみる凍り付く和也・・・。
小声のため、チャンマリにはその内容が推し量れませんが・・・これは的中したと見ていいようですね。
 
当然、内容は明かされませんでしたが、共に片手で指し示したので、二人のカードはA~5の間かな。
カイジには勝算があるわけなので、本命の3vs2か、あるいは2vsAのどちらかである事は確定ですね。
 
ただ正直、指で示すか、言葉で言うかのどちらかで十分なのでは・・・とは思います。何かしらのミスリードなのかもしれませんが、受け取った和也の表情からするとそれは無さそうかな。
止めを刺せる!
和也の心に止めを!
 
明確に和也の敗北が示唆されたことで、カイジはもう一度ドロップを懇願。
和也は激しい動悸に襲われ、もはや観念するかに思われましたが・・・
え・・・!(゜д゜;)

 

和也は、このありえぬ暴露も単なる土壇場での思い付き、見苦しい大細工にすぎないと断言。一転して反攻します。

 

なぜなら・・・命を張ろうとした手前、和也が出したカードは2つに1つ。

これはほぼ間違いなくAと2を指しているのでしょうが、ハッタリでも5割の確率で当たる状況ということですね。

 

さらに、読み切っていたにしろハッタリにしろ、肝心のカイジのカードについては自己申告。とても信じられないのは当たり前です。

 

とどのつまりは、再び疑心暗鬼へ沈めるのが狙い。

死んでほしくない・・などという同情もその為の策であり、ドロップを強要するのは自分が生き延びたいから。

 

溢れる涙にメンタルを持っていかれないように繕っているのか、和也は言い淀むことなく一方的にまくし立てました・・・!

 

ついでに

和也、今回だけでファック言い過ぎ!w
 
というか、「まったくもってファック!」って何よ(^▽^;)
私としては割とツボにハマったのですが、これは久々に迷言としての名言じゃないか?
語感がいいですし、半ば自棄となった和也のセリフとしてもシーンに合っているのでいいね。
 
まぁそれはさておき、恐らく・・・ここまで勢いで反論した以上は引けないだけで、和也はカイジの言葉は真実だと気付いているのではないかな。口では理論を並べても、カイジがブラフである確率は非常に低いと分かっているはず。だからこその涙。
 
和也の性格からして人格を否定されるよりも擁護される方が屈辱的でしょうし、本心とは裏腹に意固地を貫いてしまうのだろうな。気持ちは分からないでもない。

 

とはいえ万が一の可能性として、カイジが実はA提出で3提出のブラフを語っている・・・という展開もありえますが、和也は明らかに敗北を悟っている=2提出なので、この状況では3であれば和也がコールでもドロップでも勝利。

あえてAを提出する益が無いので、実はA提出後に真実に気付いて軌道を修正した、という事でない限りは考えづらいかな。

 
懸命の説得も効かず、改めて赤ライフ張りへと向かう和也。
カイジは必死に身を乗り出して制止しますが、和也はその手を払い・・・
 
まったくもって
ファック!
ファック!
ファック!
嘘・・・!?もう決断したのか!(°д°;)
この「カッ」はレイズなのか、ドロップなのか、何かのフェイクなのか。
 
和也は自分のカードが負けと分かっているわけなので、勝負ではないと思うのですが・・・決断は詳細な戦略をカイジが暴露してから、だと思っていたので驚き。
前回から、非常に正統派な心理戦で面白いな。ここ最近の中ではセリフにもキレがありますし、テンポもさほど悪くない。

 

次回は巻頭カラー、和也の決断に注目ですね。