アカギ EPISODE290 感想 ~己が死を笑え!~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

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32巻、隘路(あいろ)の闘牌購入。

アカギの第1打北切り~鷲巣二度目の失神まで。

1年半も昔の内容なので、最新刊であるにも関わらず懐かしかったです・・・w


ストックは既に貯まっているのですから、33巻も早く出せばいいのに。ただでさえ1話1ツモ以下の進捗なのですから、発刊まで引き延ばすメリットはないと思う。


まあ・・・それはともかく、この32巻にもプレゼント企画がありました。

好きな名シーン、これは迷うな・・・。

私はなかなか一つに絞り込めずに、まだ応募できていない状態。プレゼント対象が先着順で決まらないことを祈っています・・・。

ランキングも集計後に発表されるようなので、その結果も興味深いですね。


それでは今月の感想です。


(6回戦オーラスに至るまでの簡単な流れ↓)

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/theme-10093607504.html


南家・アカギ65800点 血液-2300cc (実質-1800cc)

北家・鷲巣104800点 血液-1900cc 失った資金・6億円

6回戦・南4局

ドラ表示牌西 (ドラ

裏=鳴き等による巡抜け 裏裏=暗槓


赤木(南)

南ポン

暗槓南三索


安岡(西)


裏東


裏


東


鷲巣(北)※現在ツモ番


裏裏裏裏


裏裏裏裏


發  


鈴木(東)


裏裏一筒裏裏    


八筒裏裏裏


一筒

※PC向けの表示なので、スマホ等ではズレが生じます。


前回、安岡は 引き。 を引けず、鷲巣の和了目を潰すことはできませんでした。


そして、運命の鷲巣のツモ番が巡ってきました・・・!


前回鷲巣が語っていた、たった1つの脈打つ牌。

その鼓動を捉えることができたのでしょうか・・・!?
 

・・・これが今回の1ページ目なら良かったのに。


なぜなら・・・これは28ページ中の27ページ目。(28ページ目はアカギ、安岡、仰木のカットインが入るだけでした)

動きとしては鷲巣が手を穴から出して、ツモった牌を手牌の上に乗せただけ。この実質1秒程度の出来事に27ページかかりました。


ですから正直、感想も何も無いのですが・・・これで終わりではさすがに寂しいので続けます。


ツモ穴に手を入れた鷲巣は、その中の1牌に鼓動を確認。
鷲巣が顔を上げると、なぜかアカギが微笑みながら胸を押さえていました。(?)

つまり、これはアカギの鼓動が宿った牌なのです。(?)


たとえ運命がいかに破滅的なものだったとしても、泣き騒がずに受け止めるべき。その意味で、二人がこの極限状況で笑い続けていることは正解なのです。(?)


もしも運命に打ちひしがれるようであれば、それは・・・
いうなら神・・・とやらの・・・!

(?)


しかし、その死の時に笑える人間は、神をも越えるのです。(?)
自由を手に入れる! 真の自由を!

(?)


これが、現在アカギが至った境地。そして、鷲巣もその感性を理解したようです。

いずれその時が訪れたなら、絶望を笑い、理不尽を笑い、己が死までを笑う。(?)

心に誓った鷲巣は、もはや同じ境地であれば、時が訪れる順番だけが・・・結果を左右すると悟りました。(?)

そしてもちろん、先に逝くのはアカギ・・・その確信だけは揺るぎません。


・・・という鷲巣の覚悟が描かれ、27ページ目へと繋がりました。


(?)と思わせる心理的な理論ばかりなので、やはり本来ならゴッソリカットしていいと思うな・・・。そもそも、その理論についても鷲巣は「笑って葬ろう!」と前回の時点で発言していますから、今回の内容は前回のリピートでしかない。


私もこういった不満ばかりの感想になってしまうのは嫌ですし、読んでくださる方にも申し訳ないのですが、どの角度から見ても擁護の言葉が見つからない・・・。

前の安岡のツモも同じ理論のリピートで3か月要しましたし、明らかにまた一段階引き延ばしのレベルが上がっている。(下がっているというべきか)


読者としては来月を待つしか道はないのですが、さすがに何も進展のないまま半年以上が過ぎようとしているのは・・・無間地獄だ。

潰しのツモが争点になってから、一時はテンポが改善されていただけに脱力感がひどい。

鈴木との連係、その間の安岡の鳴き、鷲巣の 引き、そしてアカギのツモかロン。残っているのはたったこれだけ。それなのに、目眩のするほど果てしない労力に思えてしまうな。


今さら怒りもなければ焦らされている感覚もありませんけど、本当にただただ脱力する。


それでも、期待し続けます。福本先生がペンを置く日までは、その間ずっと・・・。