不妊治療、自費で受けるとなんぼなん その2 | なーす+1

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主は還暦まじかの看護教員です。看護周辺のためになること書いています。家庭で育児や看護を担う方の疑問を解決するブログにしたいです。仲良くしてください。

こんにちわ。前回の続きになります指差し

 

いくつかは凍結卵に、1つは胚盤胞まで卵分割、着床前診断(遺伝子検査)

      上矢印母性看護学各論2 医学書院より引用

 

着床前診断として、ポリメラーゼ連鎖反応検査(PCR)が1万円くらい。

(これは卵割の4細胞あるいは8細胞の時に、1個の細胞からDNAを抽出、

増やして、遺伝子診断を行う)

 

異常がなかったら子宮内膜に着床させる

新鮮胚または凍結融解胚の 胚移植は7~8万円、

同じ周期内に2回目を行うときはその半額の3万円くらい、

胚盤胞が子宮内膜に着床しやすいように、胚盤胞の膜に

レーザーで穴をあける孵化補助術が2万円くらいです。

 

なかなか着床しないときの検査として、

ERA:子宮内膜着床能検査、14万くらい

EMMA:子宮内膜マイクロバイオ―ム検査、7~8万、

ALICE:感染性膜性子宮内膜検査、5万くらい

などがあります。

 

ほかにも・・・

初期スクリーニング検査、排卵期の検査、個々に応じたその他の検査、

卵巣を刺激する薬剤や排卵抑制、トリガーとしてホルモン剤、

移植周期のホルモン補充などの費用もかかります。

 

 

まとめ

以上、不妊治療の気になる費用をまとめました。

全体的には、ケースによりますが、1回の治療で30万~50万と、かなり高額。

でも、この4月から、高額医療費として保険適用され3割負担(自費診療すべてではない)、

おおむね 8万円で受けられるようになります。

良き社会保障制度ができ、菅元総理、いい仕事なさったと思う次第です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました飛び出すハート