鈴木大拙館 @ 金沢 | 秘書OL キレイのヒ・ミ・ツ☆

鈴木大拙館 @ 金沢

 

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鈴木大拙館 @ 金沢

 

2日目の朝は、ホテルの方がオススメしてくださった鈴木大拙館へ。

金沢が生んだ仏教哲学者 鈴木大拙の考えや足跡を広く国内外の人々に伝えることにより、

大拙についての理解を深めるとともに、来館者自らが思索する場として利用することを

目的に開設されたそうです。

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敷地の特長である斜面緑地を背景に、石垣や水景などによって金沢を象徴する景観を創造し、その中で

鈴木大拙の世界を展開していくことを設計の基本方針としています。
 

内部回廊
この長い回廊は、参道のような役割を果たしています。

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建築は、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結び、「玄関の庭」「露地の庭」「水鏡の庭」によって

構成されています。

 

水鏡の庭

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「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」の3つの棟と3つの庭からなる空間を回遊することによって、来館者

それぞれが鈴木大拙について知り、学び、考えることが意図されてるそう。

 

外部回廊からの景色

左側の白い建物が、思索空間 

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何もいないはずの水面に、波紋が現れました。

水鏡の庭の水面に発生する波紋の間隔は約3分。

波紋が起こり、消えるまでの時間が計算されているそうです。

当初、複数の波紋が計画されましたが水鏡の空間全体のバラバランスと「静か」「自由」にふさわしい

環境を表現するためにひとつとなりました。

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水深140mmの水鏡は、周りの景色を美しく映り込ませるよう底石に黒い石が採用され、水鏡により

思索空間は、水の中に浮いている様に見えます。

水底には900mm×900mmの花崗岩パネルが敷設され、それらは四本の支柱で支持されています。

石と石の隙間から水が供給・循環され、水は銅イオンを用いた濾過循環システムによって浄化されているそう。

 

思索空間棟からの景色

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紅葉していたら、水鏡に映り込みきれいでしょうね・・・

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右側中央に映っている壁は、瀬戸内海産の錆石を規則的に積み上下ています。

石垣の背景は、本多の森

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思索空間は、自分と向き合い考える空間。

四畳半を意識した正方形空間に半畳の可動の椅子が置かれ、中心の空間は方丈となっています。

静かで心地よい緊張感を持つこの空間から水鏡の庭、石の壁、本多の森や空が一望できます。

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思索空間から、水鏡の庭を見ながら、暫しぼーっとする贅沢な時間♡

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玄関の庭

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おススメされなければ行かなかった場所。

とても静かで、素敵な空間でした。