骨折生活で
娘が帰ってきてくれている間に
ずーっと気になっていた事がわかった
それは
2020年に公開された
【劇場版「鬼滅の刃」無限列車編】
を私も娘と観たのですが
なんで敵である鬼・猗窩座(あかざ)が
こんなにも人気があるのか？
というのが謎でした
鬼滅の刃キャラクター人気ランキングでも
多くのキャラクターがいる中で15位
そして悪役の鬼の中では1位
私は鬼滅の刃は
アニメーション化したものは
アマプラで全部見ているのですが
漫画は読んでおらず
わかっていない部分が多分にあり
「猗窩座(あかざ)の過去は泣く」
という噂しか知らなかったので
娘のスマホにあるコミックで
ようやくそれを知ることが出来
そして号泣しました
猗窩座(あかざ)の
人間の頃の名前は「狛治(はくじ)」
貧しい家庭の育ちで
彼は病気を患った父の薬代を稼ぐために
スリを繰り返す生活。
父を守りたい一心でしたことだけど
捕まるたびに体に罪人の証として
腕に刺青が刻まれてしまう。
そして6回目の刺青が刻まれた時
犯罪の原因になったことへの自責の念から
父は狛治が捕まっていた間に
自らの命を絶ってしまう。
その後狛治は追放され
その先で道場の主に目をつけられ
道場の弟子となり
病気がちな娘・恋雪(こゆき)の看病も任され
成長した後
許嫁となるのですが…
そこからまた
人間の嫉妬からくる悪意の歯車に巻き込まれて
人としての理性を失っていく…。
このストーリーの中で
特に心に刺さった言葉がありました。
それは…
『病で苦しむ人間は何故いつも謝るのか』
私も多少の病気だったら
自分でやれる事はやってきたけど
今回は三果骨折で
左足は絶対に動かしたり
体重をかけてはいけない期間が長く
自分でやれない事が多々あり
面倒をみてくれる娘や親友夫妻に
申し訳ないと心から思っていた。
他の友人や姪やご近所さんも
「いつでも何でも言ってね」
って言ってくれていたけど
皆にも皆の生活があるから
ギリギリお願い出来る範囲でしか
お願い出来ない自分がずっといた。
入院生活の診療計画に
【排泄…要支援】とあったけど
幸い移動しやすい狭い個室だったので
入院初日から一度もナースコールをしなかった。
看護師さんにしてみれば
患者が自分で動いて何かあるより
手を貸した方がずっといい
というのもわかってる。
介護施設でも
自分でやろうとして転倒事故というのは
しょっちゅうある事で
介護側としては頼んでほしい事だ。
でも
人間は自分のことは自分でやりたいもの。
そして
お世話になるよりも
人の役に立つ事の方が嬉しいもの。
だから
自分の方が辛くても
「迷惑をかけて申し訳ない」
と謝ってしまう。
だから猗窩座(あかざ)の過去を読んで
「わかるーーーー
」
と心に刺さりまくってしまいました。
他にも
今でいう『ヤングケアラー問題』や
人間の嫉妬という悪意とか
思うことはいっぱいあるけど
長くなるので今日はこの部分だけで
人生初の骨折生活で
辛い事もいっぱいあったけど
人の傷みに敏感になったし
学びもいっぱいあったし
ずーっと辞めたいのに
しがらみで辞めれなかった仕事も辞めれたし
得たものも多かった
全治6ヶ月
身体の傷はそれくらいで治るけど
心の傷っていうのはもっともっとかかる。
だけど今回
身体の傷のおかげで
心の傷がリセットされた部分もある
本当に起こる事にはちゃんと意味があるし
乗り越えられない試練は起こらない
という事で
自分の事を自分で出来る幸せを
心からありがたく感じる令和4年の春です
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました