クロスバイク初心者のポジションは?…サドル周辺の悩み | ちょっとそこまで☆増刊号

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週末のプレシジョンスポーツ&ドマーネ4.5親父★fairleader

クロスバイクでの1年を振り返るシリーズ、1回目はポジションの話その1。サドルの高さと入門期特有の尻の痛みの話を中心にまとめていく。

写真をクリックすると、当時の記事に飛ぶようになっている。詳しく読みたい方はどうぞ。今とは言っていることが違う場合もあるが、それも進歩のうちということでご容赦を。

$ちょっとそこまで☆増刊号-あさひ プレシジョンスポーツ
クリックすると当時の記事に飛びます
サイクルベースあさひで初めてのクロスバイク、プレシジョンスポーツを買って、セッティングが終わり、さあどうぞと言われてまたがったら、足が地面に届かなかった。びっくりして、サドルを下げてもらって車に積んで帰った。これが最初の衝撃だった。

スポーツ自転車のポジションは、サドルにまたがってペダルを回すと膝が伸びるように合わせる。するとそのままでは足は地面に届かない。停まるときはサドルから降りる。子供の頃から乗ってきた乗り方とは違うのだ。

しかし、慣れるまでこのポジションは怖い。うっかり停まっただけで倒れそうになる。最初は低くして、できれば河川敷や公園などで乗り降りの練習をするといい。そしてだんだんサドルを高くしていく。

武庫川サイクリングロード終点付近
"スポーツ自転車はサドルを上げて"へ
これから始めようという人は、趣味としてスポーツとして自転車に乗るからには、最低限これだけは練習してほしい。足がつく低いサドルのままではママチャリと変わらない。膝が伸びて初めて楽に自分の力を出せる。そして、おおげさでなく世界が変わるのだ。

私のホームグラウンドは武庫川サイクリングロード。往復約30kmある。乗り始めて最初の1か月ほどは、乗るたびに少しずつサドルを上げていった。膝を伸ばしてペダルを回すと、力を入れても膝が痛くないし、同じ力で早く走れる。毎週それが喜びだった。

武庫川と仁川の合流地点
"尻の痛み第一弾"へ
そうやってクロスバイクの楽しさを知って機嫌よく走っていると、そのうち尻が痛くなってくる。主な原因は2つ。

・サドルが固い
・今まで走ったことのない長い距離や時間をどんどん走るようになる

サドルは確かにママチャリに比べれば固いが、もっと乗りなれてくると気にならなくなってくる。本来クロスバイクは、スポーツ自転車としては柔らかめのサドルがついているはずなので、あわててママチャリのようなサドルに交換するのは早計。ゲル入りの柔らかいサドルカバーとかあるのだが、見た目が今ひとつなのと、趣味の自転車としてはどちらかというと後退する方向だと思う。

ユニクロスポーツウエアと自転車用上下
"何を着て自転車に乗るか春夏編"へ
それよりも私は、尻パッド付の自転車用ショーツをお勧めする。初心者のうちからそんな専門的なもの要らんと思うかもしれないが、初心者だからこそ、避けられる苦痛は回避して楽しく乗って欲しい。修行でなく趣味なので、我慢する必要はない。

ガンガン走るようになるとレーパンを履くので、普段はパッド付ショーツは使わないが、気楽にポタリングするときは今でも愛用している。普通のジーパンやスポーツパンツの下に肌着の代わりに履く。安いものは2、3千円なので1枚買っておけばコストパフォーマンスも高い。サドルカバーは、初心者の時期が終わったら二度と使うことはない。

パッド付ショーツで尻の痛さを緩和させているうちに、だんだんと体ができてくるので、尻にかかる体重はだんだん少なくなってくる。その分、ペダルやハンドルで支えるようになってくる。長距離走っても尻は痛くなくなってくる。

サドル周辺の悩みとしてもうひとつ、股間の痺れがある。サドルは尻の肉でなく坐骨で乗るものなのだが、初心者のうちは腰で体を支えられず骨盤が前に倒れてしまう。その結果、股間が圧迫されて大事なところが痺れるという困ったことになる。


"尻の痛み第二段"へ
対策は、がんばって骨盤を起すとか座る位置を変えてみるとかだが、慣れの部分が大きい。慣れというのは、筋肉が出来てきて腰を支えられるようになることだ。筋肉が出来るまでの補助として、前述のパッド付ショーツもある。

もうひとつ考えられる対策は、サドルを替えること。股間があたる部分に穴が開いているサドルがあるので、それを使うことだ。私の場合は、穴開きサドルで痺れを回避したわけではなく、姿勢に気をつけて休憩を多くしているうちに、痺れない乗り方が出来るようになってきた。サドルを替えたのは、もう少し後になる。

セライタリア X1 FLOW
"サドル交換 ありがとう純正サドル"へ
プレシジョンスポーツのサドルは、クッションもきいてスポーツ自転車としては柔らかい。ちゃんと初心者向けのものがチョイスされていると思う。だから、あまり早い時期にうっかり固いサドルに交換してしまうと、余計な尻の痛さに悩まされることになりかねないので注意されたし。

そのままでも特に不自由はなかったが、もっとシャープな形のものが欲しかったので、セライタリアの安いサドルを買った。純正のサドルに比べて小さく薄いが、100km走っても尻が痛くなることはなかった。

もっともサドルは、個人の体形や骨格で相性があるので、どれがいいとは言いにくい。私はたまたまこのサドルが良かったが、高価なサドルを何個も買い換えている話はブログでよくお目にかかる。


今回のまとめ。サドル周辺で、入門期にやってみるべきことのおすすめ優先順位はこんな感じ。

1.膝が伸びるサドル高 > 2.尻の痛みを防ぐパッド付ショーツ > 3.腰で支える姿勢作り

サドル高さは、お勧めというよりマスト(笑) 2と3は並行してやるといい。オプションとして穴開きサドルがあるが、順位としては最後の方になる。

以上、自転車はちゃんと整備できていることが前提。たとえばサドルの前が上を向いていたり、空気圧が低すぎたりするとそれだけで余計な苦労が増える。そしていうまでもなく、全ては私の体験を元にしているので、これがベストとかいうことではない。あくまで参考ということでよろしくお願いします。

パッド付ショーツがどんなものかという参考に、amazonのページを貼り付けておく。他にも商品はあるが、これが写真が多くて分かりやすい。青いパッドが表に出ている写真は、ここにパッドがついてますという説明で裏返しに履いている。こんなふうに履くという見本ではないので念のため。

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